
【】ガスリー「今は序盤のように速くないので改善が必要」予選でクラッシュのコラピントはマシンを修復したチームに感謝
9月23日
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが行われ、アルピーヌのピエール・ガスリーは18位、フランコ・コラピントは19位でレースを終えた。
ガスリーは18番手からハードタイヤでスタートし、51周のレースのうち34周を走った。35周目にミディアムに交換し、48周目にコラピントを抜いて18位で完走した。
コラピントは予選Q1の最終盤にクラッシュを喫したが、マシンの修復が間に合い無事に16番グリッドからスタート。ピットアウト直後の17周目にターン5でイン側から仕掛けてきたアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)と接触し、コラピントはスピンを喫した。この件については、アルボンに責任があるとして10秒のタイムペナルティを科されている。コラピントは最後尾を走行し、ガスリーのピットストップの際にひとつ順位を上げたが、最終的に19位でフィニッシュした。
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=18位(51周/51周)
18番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

「とても難しい1日だったし、チームとしてもよい1日ではなかった。週末を通してペースが足りなかった。僕たちにとってこのコースは、最近のレースよりも難しいことがわかった。これほど遅れてフィニッシュするべきではないので、僕たちのマシンについても、できる限り教訓から学ばなければならない」
「足りない部分や改善が必要な部分についてはいくつか考えがある。何かがうまくいっていなくて、ここ数回の週末はそのような傾向が少し見られていた。今はシーズン序盤のようにマシンの調子がよくないので、そこを改善する必要がある。これが僕たちのパッケージだ。僕たちは一緒に腰を据えて懸命に努力し、次のレースにはさらに強くなって戻ることを目指していく」
■フランコ・コラピント(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=19位(51周/51周)
16番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「まず、今日グリッドからスタートできるようにマシンの準備を万端にするため、懸命に仕事をしてれたチームの全員に感謝したい。これは全員の大きな努力によるもので、困難な瞬間にもチームの結束力が示されている」
「彼らによい結果で報いることができなかったのは残念だ。レースに臨むにあたり、チームとして厳しい戦いになることは分かっていたが、実際そのとおりになった。現在の僕たちのパッケージでは、少しの幸運とともにすべてが完璧に進むことが必要だが、今日はうまくいかなかった。僕は全力を尽くしてよいスタートを切ろうとした。最初のピットストップの後、アレックス(アレクサンダー・アルボン/ウイリアムズ)とバトルをしたが、スピンしてしまってタイムをだいぶ失ってしまった。その後、マシンの感触が変わった。おそらく少しダメージを受けたのだろうが、そのダメージの感触はレースの残りの時間も続いた。今後のレースでも引き続き努力し、そこから得られるものをすべて獲得する必要がある」
(Text : autosport web / Translation:AKARAG)
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