【予選日レポート】
オコンが予選失格。ウイングたわみ検査に不合格。ハースは製造上の問題が原因と説明
F1アゼルバイジャンGP後の車検で、ハースのエステバン・オコンは、リヤウイングの柔軟性検査に不合格となったため、予選結果から除外された。オコンは、予選で18番手タイムを出していた。
FIAは、オコン車のリヤウイングのメインプレーン先端がたわみ試験に不合格だったと発表した。規則では最大0.5ミリまでのたわみが認められているが、オコン車のウイングは左側で0.6ミリ、右側で0.825ミリ動いた。
ハースは、部品の組み立て工程における製造上の問題が原因であると説明した。しかしオコンのVF-25が規則に適合していないことが明らかであるため、通常のペナルティとして、予選結果からの失格処分が科された。
チームはオコンの決勝出走を認めるよう要請し、スチュワードはこれを承認。オコンは最後尾20番グリッドからスタートすることになる。
なお、スチュワードは、黄旗規則違反の疑いで、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)について調査を行った。その結果、アントネッリには戒告を行い、ヒュルケンベルグについてはペナルティを科さないことを決めた。