2025.09.21

角田裕毅がレッドブル加入後ベストの予選6番手「満足のラップではないがクリーンに戦えた。努力が実を結び始めている」


2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP 角田裕毅(レッドブル)
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 2025年F1アゼルバイジャンGPの予選で、レッドブルの角田裕毅は6番手を獲得した。予選6番手は、レッドブル加入以降ではここまででベストリザルト。

 予選Q1をミディアムタイヤを使って12番手で突破。Q2では終盤11番手に沈むが、最後のアタックラップでタイムを更新し、10番手でQ3に進出した。

 Q3で角田は他のドライバーたちと同様に赤旗の影響を受けた。最初のアタックラップを赤旗で断念せざるを得ず、ノータイム。2回目のランもできず、他の大部分のドライバー同様、最後の1アタックにかけることになった。終盤にコースに出て行き、ソフトタイヤでのラップを決めた角田は、6番手に浮上、決勝3列目グリッド(暫定)を確保した。

角田裕毅(レッドブル)
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP 角田裕毅(レッドブル)

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 16番手(1分42秒840/18周/ソフトタイヤ)
予選 6番手(Q1=12番手1分42秒347:ミディアムタイヤ/Q2=10番手1分41秒788:ミディアムタイヤ/Q3=6番手1分42秒143:ソフトタイヤ)

「今日はこのチームでのこれまでで一番良い予選結果を残せて、とても前向きな成果になったと思います。自分たちが正しい方向に進んでいることを示せました」

「赤旗やコンディションの変化でとても混乱したセッションでしたが、最後までクリーンに走れたこともうれしく思います。バクーはいつも特別で、ほんの数ミリの違いで状況が変わり、黄旗や赤旗のリスクが常にあります。さらに今日は風への対応も必要で、それも克服しなければならない要素のひとつでした」  

「Q1からはすべてのラップをしっかりまとめ、競争力を維持できたのが大きな収穫でした。Q3の最終アタックでは、基準となるラップがなかったので、まとめるのが難しかったですが、それでも6番手という結果には満足しています」

「自分自身もチームもパフォーマンス向上のために懸命に取り組んできましたし、マシンに加えた変更が確実に助けになっています。僕はシミュレーターでも多くの作業をしてきており、その成果が少しずつ表れてきているように思います」

「明日は厳しい戦いになると思いますが、とても楽しみにしています。フリープラクティスでのロングランペースが良かったので、これまでの週末の努力をしっかり結果につなげたいです」

(走行直後のインタビューで語り)「(この予選結果を)ポジティブに受け止めています。6番手はこのチームに来てからのベストポジションですから。こういう予選では、何が起こってもおかしくないですし、すべてが簡単に崩れてしまう可能性もあります。Q3の最後のランに満足しているわけではありませんが、それでも6番手は受け入れますし、明日を楽しみにしています」

(「プラクティスでのロングランペースから、決勝で順位を上げることを期待しているか」と聞かれ)「そうですね。昨日はとてもポジティブに感じていました。ロングランに関しては希望以上の感覚を持っています。実際、いくつかドライビングスタイルやマシンの変更をした後に一度ロングランを走ったのですが、それが良かったんです。だから明日はそれを再現することが必要です」

「明日はきっちり周回し、ポジションを上げていくことが目標になります」

角田裕毅(レッドブル)
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP 角田裕毅(レッドブル)


(autosport web)

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