2025.09.20

F1アゼルバイジャンGPが契約を延長。2030年までの開催が決定


2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP バクー市街地サーキット
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 2025年9月20日(土)、F1は、アゼルバイジャンGPの開催契約を延長したことを発表した。現行の契約では2026年までの開催が決まっていたアゼルバイジャンGPだが、今回の延長により、2030年までF1のカレンダーに残ることが決定した。

 カスピ海沿岸に位置するアゼルバイジャン。グランプリの舞台となるのは、首都バクーの街中に設けられたバクー市街地サーキットで、全長は6.003km。長いストレートと直角のコーナーが有名で、シーズンのなかでも最も幅の狭いコーナーがドライバーを待ち受けている。F1初開催は2016年で、当時はヨーロッパGPの名前で開催されたが、2017年より名称はアゼルバイジャンGPとなっている。

2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP バクー市街地サーキット

 F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、アゼルバイジャンGPの契約延長について、F1、アゼルバイジャン政府、プロモーターの間の強い信頼を反映したものだと語った。

「バクーの街には信じられないほどのエネルギーが満ちている。2016年の最初のグランプリ以来、F1はアゼルバイジャンの人々から一貫して温かく熱烈な歓迎を受けてきた」

「このサーキットには、技術的なセクションと、海岸線と歴史的な旧市街を通る長いストレートがありユニークな設計で、毎年毎年波乱に満ちた見応えあるレースを見ることができる」

「この更新はF1、アゼルバイジャン政府、そしてプロモーターの間の強い信頼とコミットメントを反映しており、この国におけるエキサイティングな未来への道を開くものだ。イルハム・アリエフ大統領とガイボフ大臣には、このイベントを発展させるための継続的な投資と貢献について感謝したい。国内でF1を支持するアナー・アラクバロフ氏とアゼルバイジャン自動車連盟、そしてファン、ドライバー、チームに素晴らしい経験を提供するため年間を通じて尽力するバクー市街地サーキットのチームにも感謝する」

 またアゼルバイジャンの青年スポーツ大臣であるファリド・ガイボフ博士は、次のようにコメントした。

「F1とのパートナーシップ延長はアゼルバイジャンのリーダーシップのビジョンと方向性を反映したものであり、このスポーツの力を通して将来の世代に永続的なインスピレーションの遺産を残すことを保証しつつ、我が国が主要スポーツイベントの世界的拠点としての地位を維持することを保障するものだ」

「長年にわたり、アゼルバイジャンGPはF1カレンダーにおいて最も期待されるレースのひとつに成長し、コース上でのスリリングなアクションだけでなく、首都の美しさ、エネルギー、そしてホスピタリティを披露してきた」

「この延長は世界クラスのイベントを開催することへの我々の決意を改めて示すとともに、アゼルバイジャンの国際的な地位をさらに強化するものだ。今後もバクーを活気に満ちた世界クラスのスポーツ都市として示し続け、世界中のファンを歓迎する。F1の興奮と、この都市と国が持つ独特の精神の両方を経験できるだろう」

2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP スタート
2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP スタート


(Text : autosport web)

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