【初日コメント】
レーシングブルズの初日は明暗分かれる。ハジャーは13番手「まだ一貫性がなくてドライビングの改善が必要」
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPの金曜日、フリー走行1回目と2回目が行われた。レーシングブルズのリアム・ローソンはフリー走行1=9番手/フリー走行2=7番手、アイザック・ハジャーはフリー走行1=10番手/フリー走行2=13番手だった。
FIAの発表によると、今週末レーシングブルズは、フロントコーナーとリヤコーナーにアップデートを実施。サーキット特性に合わせてブレーキの冷却を改良するため、フロントとリヤのブレーキダクトを修正したということだ。
レーシングブルズのチーフレースエンジニアを務めるマッティア・スピニは、1年のなかで最も過酷なサーキットのひとつであるバクー市街地コースにおいて、昨年よりも1段階柔らかい組み合わせのタイヤが持ち込まれたことで、「タイヤの使い方とマネージメントが週末の鍵になる」とコメントしている。FP2ではC5(ミディアム)タイヤとC6(ソフト)タイヤを使用し、比較のためのデータを収集。土曜日は気温が下がり風向きも変わると予想されているため、「予選とレースに向けて、今日(金曜日)わかったことをもとにベストなパッケージを構築する」ということだ。
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム)
フリー走行1=9番手(1分43秒903/17周/ソフトタイヤ)/フリー走行2=7番手(1分41秒989/22周/ソフトタイヤ)
「僕たちにとっていい1日だった。この数年ここではレースをしていなかったので、FIA F2時代の記憶とは大きく違う印象だ」
「今週末はコース上が綺麗になっていて、彼らは素晴らしい仕事をしたのだと思う。最初からよくグリップしたので、僕たちは少しだけ予選タイムより速く走ることができた。僕たちは毎週末トップ10に入ることを目指しているので、FP2終了時点でこの位置にいられるのはもちろん嬉しいことだ。最近はマシンの安定性が非常に高いので、小さなマージンを追い続ける必要がある」
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム)
フリー走行1=10番手(1分43秒975/17周/ソフトタイヤ)/フリー走行2=13番手(1分42秒443/23周/ソフトタイヤ)
「今日はいい感触を得られなかった。マシンの限界を見つけるのに苦労している。まだ全然一貫性がなくて、自分のドライビングにも改善が必要だ。特にセクター2ではね。マシンのセットアップで変更したいところや、自分の方で改善が必要な部分は明確にわかっている。明日に向けてかなり自信を持っている。Q3に届くといいね」