【初日コメント】
初日最速を喜ぶハミルトン「めちゃくちゃなFP1の後、今年最高のFP2に。ブレーキの問題が解決し、自信を持って走れた」
2025年F1アゼルバイジャンGPの金曜、フェラーリのルイス・ハミルトンはフリー走行1=13番手/フリー走行2=1番手、シャルル・ルクレールはフリー走行1=3番手/フリー走行2=2番手だった。
ハミルトンはFP1でマシンの左フロントを壁に軽く接触させ、タイヤがパンクし、フロントウイングを交換しなければならなかった。しかし幸い、その後も走行することができた。
FP2ではルクレールはソフトタイヤで走行、ハミルトンはミディアムとソフトを試すなかで、トップ2を独占。ふたりのタイム差は0.074秒だった。
フェラーリは今回、アップデートコンポーネントとして、フロントコーナーの変更を申告している。
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
フリー走行1=13番手(1分44秒087/14周/ソフトタイヤ)/フリー走行2=1番手(1分41秒293/21周/ソフトタイヤ)
「全体的に建設的な一日だった。最初のセッションはブレーキに慣れる必要があって難しかったが、FP2に向けて良い変更を加えることができた。マシンは大幅に改善し、すべてが噛み合い始め、周回ごとに自信が増していった」
「フリープラクティス2回目をこれほど好調に過ごすことができたのは、とてもポジティブなことだ。おそらく今年ここまでで最高のFP2だったと思うし、僕たちの進歩が示されていた」
「まだ改善できる部分はいくつかあるが、正しい方向に進んでいると確信している」
(走行直後のインタビューで、「ポジティブな一日だったと感じるか」と聞かれ)「本当にそうだ。神に感謝するよ! 最初はそうでもなかった。FP1は正直めちゃくちゃだったんだ。このサーキットを走るには、ブレーキに対して絶大な自信が必要だが、僕はブレーキに問題を抱えていた。それに加えて、行く先々のサーキットで初めてフェラーリを走らせている状況で、順応するのは簡単ではない」
「でもFP2に向けていくつか変更を加えたところ、ようやくブレーキが完璧に機能し始めた。ブレーキングで本当に大きなアドバンテージを得ることができたんだ」
「進歩を目にすることができて本当にうれしいし、これは僕たちがチームとして進んでいる方向性を示している。皆の忍耐と全力の努力に本当に感謝している。ようやくその成果が見え始めている」
「でも、まだプラクティスデーに過ぎない。だから先走らないようにしたい。ただ本当に言いたいのは、皆が全力を尽くしてくれていることへの感謝だ。ファクトリーの皆、ここにいる皆、彼らの忍耐とサポート、毎週末に自分を支えてくれることをありがたいと思う。ガレージの仲間やマーケティングチームも含めて、本当に大きな違いを生んでくれている」
「それにティフォシだ。前戦モンツァではティフォシのエネルギーを全身に浴びた。あの力をシーズン残りすべてに持ち込みたいと思っている」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
フリー走行1=3番手(1分43秒256/17周/ソフトタイヤ)/フリー走行2=2番手(1分41秒367/23周/ソフトタイヤ)
「今週末は大きなポテンシャルがあると思う。今日は堅実な走りができたが、さらに引き出したい。ライバルたちはとても強そうだから、明日の予選では驚きがあるかもしれないね。ただ、このサーキットでは何が起こるか分からないので、どうなるか見てみよう。明日は良いスターティングポジションをかけて戦うよ」