ハジャー、レッドブル加入が確定との噂を否定も、来季について「見当はついている」
レーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーは、2026年にレッドブル・レーシングで走ることが決まっているという憶測を否定したが、来年どのチームで走るのかについて、ある程度の見当はついているとほのめかした。
前戦イタリアGPの後、ドイツの『Auto Motor und Sport』誌は、ハジャーが2026年から、角田裕毅に代わり、レッドブルでマックス・フェルスタッペンのチームメイトになると報じた。レーシングブルズには代わってレッドブルジュニアのアービッド・リンドブラッドが加入する可能性があると、同誌は伝えている。
今週末のアゼルバイジャンGPを前にした木曜日、バクーにおいてハジャーは、自身の将来を知っているのかと問われ、「ノー。でも考えはある。分からないけど」と答えた。
レッドブル・レーシングとのうわさについて追及されると、ハジャーは軽い調子で答えた。
「僕としては気にしていない」とハジャーは笑いながら言った。
「本当に気にしてないんだ。5日間の休暇で家にいたんだけど、インスタグラムをスクロールするよりも他にやることがあった」
今年F1にデビューしたハジャーのパフォーマンスは、多くの注目を集めている。オランダGPで3位に入り初表彰台を獲得し、一連の好成績により、38ポイントを挙げて、現在ドライバーズ選手権9位につけている。
トップチームであるレッドブルのシートに就く準備ができているかどうかという問題について、最近ハジャーは、今年は難しいが、技術規則が大幅に変わる来年なら、理にかなっていると述べた。
「シーズン序盤に、今年レッドブルに飛び込む準備ができているかと聞かれたけど、答えは今も『ノー』だ。今それをやる意味は見いだせない」と彼は語った。
「でも、2026年は全く別の話だ。チームにとって新たなスタートであり、『セカンドカー問題』のような話題は存在しない。全員にとって全く新しいマシンだからだ」
「マシンを正しい方向へ導く必要がある段階に入ることになる。それはとても興味深いと思う」