「バランスは今年最高のひとつ」「ティフォシからの多大な愛情を受けられて光栄」/F1第16戦決勝コメント(1)
2025年F1第16戦イタリアGPの決勝レースで6位〜10位のドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはルイス・ハミルトン(フェラーリ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)だ。
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=10位(53周/53周)
ピットレーンスタート/タイヤ:ハード→ミディアム
「今日は最大限の成果を達成できたと思うので、本当にうれしい。走っていてとても楽しかったし、マシンは速く、チームの戦略も完璧に実行され、レース全体を通して強力なペースを維持できた」
「レース前はDRSトレインに引っかかるだろうと思っていたが、実際にはフリーエアの中でハードタイヤを最大限に生かすことができた。全体的に、タイヤのデグラデーションもなく、予選のようなラップを連続で走っている感覚で、とても楽しいレースだった」
「予選が不満の残る結果で、しかもピットレーンからのスタートだった。それを考えると、このポイントに値する努力をチームはしたと思う。2週間後のバクーでのレースが楽しみだ」
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=9位(53周/53周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日のイタリアGPは望んでいたようなものにはならなかった。スタートで過度なホイールスピンが起きて、多くのポジションを失い、それによってレースが台無しになったのは残念だった。クリーンエアに入ってからのミディアムタイヤでのペースは良かっただけに悔しい」
「終盤はアルボンからポジションを防御しようとしたが、残念ながらペナルティを受けてしまい、最終的にもうひとつ順位を落とした。とても残念だ」
「それでも、この週末から得られるポジティブな点はある。予選では一歩前進できたし、マシンのフィーリングも良かった。バクーからは、より良いリズムをつかみ、この調子で最高のパフォーマンスを発揮すれば、僕たちの実力をしっかり示せるはずだ」
■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=8位(53周/53周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「とても堅実なレースができた。チームの判断も戦略も良かった。ピットストップは少し遅かったが、自分の責任でもある。たぶんピットボックスで少しだけ行き過ぎてしまい、それがマイナスになった」
「全体的には、8位でフィニッシュして再びポイントを獲得できたことに満足している。これはコンストラクターズ選手権にとっても重要だ。もちろんもっと上を望んでいるが、今週末としてはこれが達成できる最良の結果だったと思う。一貫性があり、生産的な週末であり、シーズンのヨーロッパラウンドを締めくくる良い形になった」
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=7位(53周/53周)
14番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「今日は戦略が素晴らしく、マシンのペースも優れていた。両方が揃えば良いレースができるものだ」
「正直、事前の見立てでは厳しいレースになるはずだったが、スタートタイヤでハードタイヤを選択したマシンのなかで、僕たちが最も上位のグリッドについていたので、かなり楽にレースを進めることができた」
「マシンはドライブしやすく、本当に速かった。バランス面では今年の中で最高の日曜日のひとつだったと思う。レースの多くの場面でトップチームと同じくらいの速さを見せることができた。予選は厳しかったけれど、素晴らしい巻き返しができたね」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=6位(53周/53周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日は堅実な仕事ができた。とても快適に走ることができたんだ。ペナルティにより、良い結果を出すのが難しかったけれど、最高のパフォーマンスを発揮するために全力を尽くした」
「ここモンツァでフェラーリのドライバーとして走り、ティフォシからの途方もない愛情を受けることができて本当に光栄に思う。今週末懸命に働いてくれた全員に心からありがとうと言いたい。共に果たしつつある前進に感謝する。Grazie a tutti(みんな、ありがとう)」
(レース直後のインタビューで語り)「(ティフォシからの熱心な応援は)これこそ人が望みうるすべてだ。当然、トップで戦えればうれしいけれど、こうして迎え入れてもらえるだけでも、最高の気持ちになる。サーキット中がフェラーリ一色なんだ」
「このチームのために走るのは夢のようなことだ。いつかあの表彰台の頂点に立つために、できる限りの努力をするよ。それが僕の夢だ」