
【】オコン、第1スティントは最長の51周「ピットストップですべてを失っては意味がないので長くステイアウトした」
9月9日
2025年F1第16戦イタリアGPの決勝レースが行われ、ハースのオリバー・ベアマンは12位、エステバン・オコンは15位でレースを終えた。
ベアマンはミディアムタイヤで11番手からスタートし、18周目にハードタイヤに交換。翌周にはベアマンのアンダーカットを防ごうと角田裕毅(レッドブル)がピットストップを行ったが、ベアマンはピットアウト直後の角田を抜いてひとつ順位を上げた。その後15番手を走行中に、ロッジアでカルロス・サインツ(ウイリアムズ)と接触しスピン。この接触の非があるとして、ベアマンは10秒のタイムペナルティを受けた。
一方オコンは15番手からハードタイヤでスタートし、全車のなかで最長となる51周の第1スティントを走った。2周目にはランス・ストロール(アストンマーティン)をコース外に押し出したとして5秒のタイムペナルティを受けたため、オコンはそれをストップの際に消化し、最後はソフトタイヤに交換して15位でフィニッシュした。
■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=12位(53周/53周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「今日はマシンの感触が素晴らしかったので、正直とても残念だ。ストレートでは遅かったので、全力で戦わなければならなかったが、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)とのインシデントがなければ、ポイントを争うことができたと思う。本当に残念だ」
■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=15位(52周/53周)
15番グリッド/タイヤ:ハード→ソフト

「僕たちはチームとしてステイアウトし、何か違うことをしようと努めた。タイヤはラップごとによくなっていったので、ピットストップをしてすべてを失うのは意味がなかったから、長くステイアウトした」
「残念ながら、昨日の予選はベストな結果が出せず、本来のポジションよりも後方になってしまった。この週末からはよい学びがあったので、さらに強くなって戻ってくるつもりだ」
(Text : autosport web / Translation:AKARAG)
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