2025.09.09

【決勝日コメント】
ローソン、角田裕毅との接触は「大した出来事じゃない」ハジャーはピットから入賞「ペースが良くて楽しんで走れた」


2025年F1第16戦イタリアGP リアム・ローソン(レーシングブルズ)と角田裕毅(レッドブル)
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 2025年F1イタリアGP決勝で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは10位で1ポイントを獲得、リアム・ローソンは14位だった。

 予選16番手だったハジャーは、決勝前にパワーユニットの全エレメント交換により、ピットレーンスタートとなった。ファーストスティントのなかで着実に順位を上げていき、9番手に浮上した直後の32周目にピットイン。16番手でコースに復帰し、他車のインシデントなどもあり、ポジションを上げ、前を走るエステバン・オコンがレース終了の2周前にピットストップを行ったことで、ハジャーは10番手ポイント圏内に入り、その位置でフィニッシュした。

 ローソンは18番グリッドからソフトタイヤでスタート。1周目に15番手まで上がったが、9周目に早々にタイヤ交換を行い、ハードタイヤで長いセカンドスティントを最後まで走った。そのなかで、角田裕毅(レッドブル)とポジション争いになり、ローソンが仕掛けた際に接触が起きてしまった。角田はこの接触でフロアにダメージを受けたという。ローソンはいったん前に出た後、角田の後ろに下がり、僅差でついていったが、順位は変わらないまま、最終的に1.650秒差でフィニッシュした。

アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
2025年F1第16戦イタリアGP アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=10位(53周/53周)
ピットレーンスタート/タイヤ:ハード→ミディアム

「今日は最大限の成果を達成できたと思うので、本当にうれしい。走っていてとても楽しかったし、マシンは速く、チームの戦略も完璧に実行され、レース全体を通して強力なペースを維持できた」

「レース前はDRSトレインに引っかかるだろうと思っていたが、実際にはフリーエアの中でハードタイヤを最大限に生かすことができた。全体的に、タイヤのデグラデーションもなく、予選のようなラップを連続で走っている感覚で、とても楽しいレースだった」

「予選が不満の残る結果で、しかもピットレーンからのスタートだった。それを考えると、このポイントに値する努力をチームはしたと思う。2週間後のバクーでのレースが楽しみだ」

アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
2025年F1第16戦イタリアGP アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)

■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=14位(53周/53周)
18番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード

角田裕毅(レッドブル)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)
2025年F1第16戦イタリアGP 角田裕毅(レッドブル)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)のバトル

「最後尾スタートで厳しいレースだった。戦略で他とは違うことを試し、ギャンブルをしたが、残念ながらうまく機能しなかった」

「うまくいきそうだったけれど、数台のマシンが新品タイヤで僕たちの前に出てきてしまい、その後ろに捕まってしまったのは本当にフラストレーションを感じた。あの集団を抜けられていれば、もっと楽なレースになっていただろう。マシンは速かっただけに、ポイントを持ち帰れなかったのは残念だ」

「自分の側では、この週末に最大の結果を出すことができなかった。とはいえ、そこまで悪い状況だったわけではないし、バクーでは流れを変えたい」

(レース後のインタビューで語り)「フラストレーションの多いレースだった。ソフトでスタートして少し賭けに出たけれど、結局うまくいかなかった。時にはそういうこともある」

「今週末はマシンに速さはあったと思うが、ノーポイントで終えることになり残念だ。ただ、速いマシンで次の数戦も戦えるのはポジティブなことだ」

(角田との接触について聞かれ)「正直言って、大したことじゃない。ターン1で彼に抜かれて、ターン4で抜き返そうとしたけれど、右側にスペースがなくて接触が起きた。ふたりともシケインをカットしてしまったので、僕はポジションを返した」

リアム・ローソン(レーシングブルズ)
2025年F1第16戦イタリアGP リアム・ローソン(レーシングブルズ)


(autosport web)

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