
【】サインツ「レースが台無しになり、チームがポイントを失い悔しい」ローソンとの接触で後退。ペナルティに強い不満示す
9月2日
2025年F1第15戦オランダGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのカルロス・サインツは13位でレースを終えた。
サインツは9番手からミディアムタイヤでスタート。9番手をキープし、最初のセーフティカー(SC)が導入された23周目にピットストップを行ってハードタイヤに履き替えた。しかしリスタート後にリアム・ローソン(レーシングブルズ)と接触したことで、右のフロントタイヤがパンクし、27周目に再度ピットイン。タイヤをユーズドのソフトに履き替え、フロントウイングも交換した。なおこの接触については、サインツに10秒のタイムペナルティが科され、ペナルティポイントを2ポイント追加された(12カ月間の累積点数は合計4ポイント)。
その後サインツは最後尾でコースに戻り、51周目に再びユーズドのソフトに交換。3度目のSC導入時にもタイヤを交換し、終盤に3つ順位を上げて14位でフィニッシュ。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のペナルティによる降格に伴い、最終順位は13位となった。
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=13位(72周/72周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト→ソフト→ソフト

「サマーブレイクのあとに、またこのようなレースに戻るのは大変なことだ。週末ずっと調子がよかったので、このようなインシデントに巻き込まれ、最終的にレースが台無しになり、チームがポイントを失ったことはとても悔しい。僕はアウト側にいて、次のコーナーに向けてリアム(・ローソン)をラインから外そうとしていたが、十分なスペースがあったし、変なことは何もしなかった」
「僕としては、このペナルティは不可解だ。この決定に至った経緯を理解するために、スチュワードとともに見直しをするつもりだ。モンツァが近づいてきているので、僕たちは態勢を立て直し、集中力を保ってプッシュを続けていく」
(Text : autosport web / Translation:AKARAG)
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