【】コラピント、0.4秒差で入賞逃すも「今季最高のフィニッシュだと感じた」納得のドライビングで収穫の多い週末に
9月2日
2025年F1第15戦オランダGPの決勝レースが行われ、アルピーヌのフランコ・コラピントは11位、ピエール・ガスリーは17位でレースを終えた。
16番手からソフトタイヤでスタートしたコラピントは、1周目から順位を上げ、14番手を走行中だった19周目に最初のピットストップを行った。ハードタイヤに交換すると、第2スティントは34周と長めに走り、2度目のセーフティカー(SC)が導入された53周目に2回目のピットストップでミディアムタイヤに履き替えた。その後コラピントは3度目のSCランとなった65周目に3回目のピットストップでソフトに履き替え入賞を狙ったが、10位のエステバン・オコン(ハース)とわずか0.4秒差で11位に終わった。
一方ガスリーは14番手からスタート。スタート直後には順位を落としたが、徐々にポジションを取り戻し、1回目のSCが導入された23周目にミディアムからハードに交換した。ここからガスリーは1ストップで走り切り、レース後半には入所圏内を走行していたが、終盤に順位を落とし17位で完走した。
■フランコ・コラピント(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=11位(72周/72周)
16番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム→ソフト

「今日は、チームとしてポイント獲得に大きく近づいた。常に注意を払い、あらゆるチャンスを逃さないようにしなければならないレースだった」
「楽しいレースだった。自分のドライビングはよかったし、フィニッシュしたときには今シーズン最高のフィニッシュだと感じた。チームとして、レースのいくつかの部分を評価し、何が改善できたか検討していく」
「僕たちは終盤に、ポイント獲得に向けて前方のクルマを攻撃しようと、最後のセーフティカーの間にピットインして、ソフトタイヤに交換することを決めた。もう少しのところまでいったが、最後にはわずかに及ばなかった」
「この週末にはいい収穫がたくさんある。予選ではパフォーマンスが改善したし、僕自身も多くのことが近づいていると感じている。来週末には、昨年F1デビューを果たしたモンツァに戻るのが楽しみだ」
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=17位(72周/72周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「結局のところ、多くの面でとても難しいレースとなり、チームとしてはポイント獲得をわずかに逃してしまった。最後に、中古のハードタイヤでトラックポジションを維持するというちょっとしたギャンブルをして、僕は自分の持っているものでできる限り激しく戦おうとした。とても激しく戦ったものの、うまくいかなかった。だから複雑な気持ちだ。こういうことはうまくいくときもあれば、そうではないときもある」
「僕たちは学んで前進し、ポイントを争えるポジションを維持していくよう努めていく。何度かいいバトルがあったし、レースがこのような感じだと、いつだってより楽しくなる」
「いつものようにペースが足りていないので、今もあらゆる面で改善を行っている。そして来週末にはふたたびモンツァに挑む。僕にとって特別な思い出のある場所だ」
(Text : autosport web / Translation:AKARAG)
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