
【】ノリスが初日を制覇もピアストリとは僅差。マクラーレン、ピットレーンでのニアミスで罰金
8月30日
2025年F1オランダGPの金曜、マクラーレンのランド・ノリスはフリー走行1=1番手/フリー走行2=1番手、オスカー・ピアストリはフリー走行1=2番手/フリー走行2=3番手だった。FP2でのノリスとピアストリのタイム差は0.089秒だった。
ピアストリのFP2でのインシデントによって、マクラーレンには5000ユーロ(約86万円)の罰金が科された。ピットレーンでピアストリが進路変更を行ったことで、後ろにいたジョージ・ラッセル(メルセデス)は急ブレーキをかけて、接触を回避しなければならなかった。

「FP2の赤旗期間中に、81号車(ピアストリ)はピットレーンに入り、ピットボックスに接近した際に、入口がリヤジャッキを押しているチームスタッフによって塞がれていた」とスチュワードは説明した。
「別のチームメンバーが81号車に対し、その人物を回り込んで次のピットエリアに行くよう合図をしたため、彼はそうした。その際、彼はファストレーン内に短時間戻る形となり、その後ピットボックスに入った」
「これらすべての結果として、63号車は強くブレーキをかけ回避行動をとらざるを得なかった。衝突は発生しなかったが、状況としては衝突が起きる可能性があった。また、ピットレーンの1人または複数のチームスタッフが負傷する可能性もあった」
「チームは、ドライバーに警告がなされなかったことを認め、また状況をより良く管理できた可能性があることも認識した。我々は、チームは81号車のピットボックスへの進入を管理するにあたって、より注意を払うべきであったという点で意見が一致した」
「我々は召喚をFIA F1競技規則第55.5条(いかなる車両もセーフティカー出動中、不必要に遅くまたは不安定な走行をしたり、他のドライバーあるいはそれ以外の人に対して危険を及ぼす可能性があるような方法で運転できない)に基づいて発行したが、今回のケースにおけるチームの違反をより適切に反映するのは、国際モータースポーツ競技規則第12.2.1.h条(結果的に危険な状況となるような、いかなる危険な行為または適切な対策の不履行は違反とみなされる)であると考えた」
「したがって我々は、その条項に基づき5000ユーロの罰金を科した」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=1番手(1分10秒278/35周)/フリー走行2=1番手(1分09秒890/28周)

「またマシンに乗ることができてうれしかった。このサーキットは、F1マシンの能力をすぐに体感できるコースだ」
「難しいコンディションに直面したが、週末を良い形でスタートできた。ライバルとの差は接近している。僕たちが望むよりも接近しているので、パフォーマンスを見つけ出すために、今夜できることを探っていきたい」

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=2番手(1分10秒570/32周)/フリー走行2=3番手(1分09秒979/29周)

「堅実な初日だった。マシンに戻ってくることができてうれしかったし、すべてがかなりうまくいった」
「少し天候の影響を受けたけれど、一日を通していくつか改善を行い、さらに少しペースを見つけることができた。明日に向けて良い状態にあると思う」
(autosport web)
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