ラッセル、休暇中にメルセデスとの契約締結は行わず。チームとの「正しい形」の関係を求め急がない姿勢
ジョージ・ラッセルは、2025年より後の彼の将来について憶測が高まっているにもかかわらず、F1のサマーブレイク中にメルセデスF1との新契約に署名するつもりはないと明言した。
27歳のラッセルとメルセデスの現在の契約は今年の終わりに終了するが、ラッセルは双方とも緊急性や懸念はなく、契約更新は単にタイミングの問題だと主張している。契約延長は、F1が数週間休止する8月の休暇中に締結されることが多い。しかし、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がメルセデスへのサプライズ移籍の可能性を否定した今、ラッセルはより慎重なペースで交渉が進むことに満足しているようだ。
「心配することは何もない」と、ラッセルは先週末のF1第14戦ハンガリーGP後に『Sky Sports F1』に語った。
「そして、夏の間には何も起きないだろう。正直に言うと、ただ休んで充電し、1年の後半に向けてさらに強くなって戻りたいだけだ」
「どちらにしても、今は時間的なプレッシャーがない。だから、起こるときに起こるだろう」
ラッセルはジュニアプログラムに参加して以来、メルセデスの計画の重要な部分を担っており、2022年にメルセデスに加入して以降、着実にリーダーシップを発揮してきた。ラッセルはグランプリで4回の優勝を飾り、2025年シーズンは第10戦カナダGPでの優勝とドライバーズ選手権4位(編注:ハンガリーGP終了時点での成績)という好結果を出していることから、チームの長期的な要となることが広く期待されている。
それでも、2026年には大幅なレギュレーション変更が予定されているため、ラッセルは次の契約条件を、長期的な競争力を支える内容にすることを決意している。
「僕は今27歳で、チームに所属して4年になる」とラッセルは述べた。
「来年は5年目になる。僕たちは一緒に関係を築きたいと考えているが、それは正しい形でなければならないので、急ぎたくない」
「僕は12カ月待ってきた。2週間の間に急いでやろうとは思っていない。だから、その時が来たら座って話をするだろう」
正式な合意がないにもかかわらず、ラッセルはこの状況を不確実または不安定なものとは考えていない。ラッセルははっきりと「これは、そうなるかどうかではなく、いつになるかの話なんだ」と主張した。