
【】ベアマンはマシンにダメージ負ってリタイア「荷重が大きく低下し、レースを完走できないことは明らかだった」
8月5日
2025年F1第14戦ハンガリーGPの決勝レースが行われ、ハースのエステバン・オコンは16位、オリバー・ベアマンはリタイアでレースを終えた。
オコンはミディアムタイヤで17番手からスタート。1周目にふたつ順位を上げて、14周目にピットイン。ここでオコンはハードタイヤに交換し、1ストップ戦略で走り切って16位でフィニッシュした。
一方ベアマンは11番手からミディアムでスタートし、第1スティントを長めに走って9番手まで浮上して30周目にハードに交換した。しかしベアマンはマシンにダメージを負っており、無線でも「マシンが壊れている」と報告。それに対してチームからはリヤにダメージがあることを知らされ、最終的にリタイアを選択した。
■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=16位(69周/70周)
17番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「確かに難しい1日だった。特に終盤に向けて少々苦戦した。特に後ろのクルマは、フレッシュなタイヤを履いていて少し速かったと思う。僕たちは彼らの前に出て、自分たちにチャンスを与えた」
「スタートはしっかりしていた。でも、マシンをもう少しコントロールできるようにし、レースを通してさらにペースを上げるように、作業を行う必要がある」
「今シーズン前半を振り返ると、確かによい点もある。それなりにポイントを獲得したしね。でも僕たちには十分な一貫性がない。スパを振り返ると、僕たちはスプリントで最高のパフォーマンスを見せた。もちろん毎週末、そうしたパフォーマンスを発揮できるわけではないが、僕たちはそうするよう取り組んでいるし、僕はこのチームに全幅の信頼を置いている」
■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=DNF(48周/70周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「第1スティントではなんとか10番手を走ることができ、最後まで食いついていた。マシンの感触にとても手こずった。ずっとひどいオーバーステアに悩まされていた」
「第2スティントで状況が変わり、どこかにダメージを受けた。荷重が大きく低下し、その時点でレースを完走できないことは明らかだった。予選と今日のオープニングラップはまずまずだったのに、そこからは前ではなく後ろばかり見ることになって残念だ。なぜそうなったのか理解する必要がある。ここ数戦ではレースの状況はすごくよかったのに、今週末はそうではなかったからね」
(Text : autosport web / Translation : AKARAG)
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