
【】ヒュルケンベルグ、後方からソフトタイヤでアグレッシブな戦略を採用も「1ストップが効果的な手段だった」
8月5日
2025年F1第14戦ハンガリーGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは13位でレースを終えた。
ヒュルケンベルグは18番手からソフトタイヤでレースをスタートした。しかしスタートの際に、ヒュルケンベルグはスタートの合図の前に動き出したとして、5秒のタイムペナルティを受けた。なおスチュワードによると、ヒュルケンベルグが動いたのはほんのわずかであり、競技上のアドバンテージを得ていないため、最も軽い罰則である5秒のタイムペナルティが適用されたということだ。
ヒュルケンベルグは全車のなかで最も早い5周目に最初のピットストップを行って、新品のミディアムタイヤに交換。11番手まで順位を上げて、41周目に2回目のピットストップで再びミディアムに履き替えて13位で完走した。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=13位(69周/70周)
18番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム

「今日のレースは間違いなく難しいものだった。後方からのスタートだったので、苦しい戦いになることはわかっていた。特にトラフィックの管理が常にトリッキーな、狭いコースだったからね」
「僕たちはアグレッシブな2ストップ戦略を選択した。これは有望に見えたときもあったが、今になって考えてみると、ほとんどの場合は1ストップが効果的な手段だった。結局、僕の結果は昨日の予選で方向づけられた。僕たちはレース運びがうまくできず、それによってチャンスが妨げられた。それでもガビ(ガブリエル・ボルトレート)が、チームに8ポイントをもたらしてくれたのはうれしい。それは重要なことだからね」
「全体として、バルセロナ以降の僕たちは着実な進歩を遂げてきた。6戦連続でポイント圏内に入ったことがそれを物語っている。僕たちはしっかりと中団争いに食いついているが、それはコースサイドとヒンウィルの全員の懸命な努力の証だ。サマーブレイク中に充電して、またプッシュできるように準備して戻ってくるよ」
(Text : autosport web / Translation : AKARAG)
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