
【】ヒュルケンベルグ、フロントタイヤの摩耗に悩まされ2ストップレースに「ステイアウトの選択肢はなかった」
7月29日
2025年F1第13戦ベルギーGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは12位でレースを終えた。
14番手からレースをスタートしたヒュルケンベルグは、ひとつ順位を落として15番手に。11周目にピットに入ってミディアムタイヤに交換すると、このタイミングが功を奏して14周目には9番手まで順位を上げた。しかし32周目に2回目のピットインを行い15番手に下がり、これ以降タイヤを交換するマシンが現れなかったことなどもあって、ヒュルケンベルグは12位までしか順位を取り戻すことができなかった。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=12位(44周/44周)
14番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム→ミディアム

「最初からかなり異例のレースになった。最初のフォーメーションラップの後、天気の状況が改善するのを1時間以上待った」
「最後にわずか1秒の差でポイントを逃してしまったのは、当然ながら残念だ。残り11周くらいで2回目のピットストップをしなければならなかった。フロントタイヤが大幅に摩耗してしまい、フロントロックとアンダーステアに悩まされていた。ステイアウトすることは選択肢になかった。後ろのピエール・ガスリー(アルピーヌ)が低いダウンフォースで走っていたのに対し、僕たちのダウンフォースのセットアップはより高かったのだからなおさらだ。そのため僕たちはピットストップを選び、反撃を試みたが、残念なことにうまくいかなかった」
「そうは言っても、僕たちのペースは良好で、進歩があった。ガビ(ガブリエル・ボルトレート)は貴重なポイントを獲得した。コンストラクターズランキングの順位にとって重要なことだ。僕たちは改めて中団で競争力があることを証明した。これは、来週末のブダペストに向けて前向きな収穫だ」
(Text : autosport web / Translation : AKARAG)
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