
【】確執が伝えられるマルコが離脱したホーナーに謝辞。新体制で「フェルスタッペンのタイトルのため最後まで戦う」とも
7月11日
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコが、CEOおよびチーム代表を解任されたクリスチャン・ホーナーに対してメッセージを送った。
7月9日、レッドブルはホーナーを即時解任すると発表、後任にレーシングブルズで代表を務めたローレン・メキースが就任したことも明らかにされた。
レッドブルは、10日、マルコのコメントを発表した。
「クリスチャンと私は、F1およびF3000の両カテゴリーにおいて、20年以上にわたり非常に成功した協力関係を築いてきた。彼に心から感謝したい」
「この間に、我々は実に驚くべき数の卓越した成果を祝うことができた。我々は、ふたりのワールドドライバーズチャンピオンと複数のグランプリウイナーの育成に貢献してきた。それこそが、今もなお、レッドブルのやり方である」

マルコとホーナーの関係は、特にこの数年は円満ではなく、マルコはマックス・フェルスタッペンのマネジメント陣営とより緊密であり、ホーナーはレッドブル社のタイ側のオーナーの支持を得て、権力闘争が繰り広げられていたといわれる。
突然のホーナー解任の理由について、レッドブルは明らかにしていない。

マルコは、今回発表したコメントのなかで、レッドブルはまだ2025年シーズンを断念するつもりはなく、フェルスタッペンのタイトル防衛のために可能性が残る限り戦い続けるとも述べた。
「現在のスポーツ面の状況について言えば、まだ12戦が残っており、我々は数字的に可能である限り、ドライバーズチャンピオンシップをかけて戦い続けるつもりである」とマルコはコメントしている。
現在フェルスタッペンは、ドライバーズランキング首位のオスカー・ピアストリと69ポイント差の3位であり、最近では「もう自分はチャンピオン争いをしていない」と発言していた。コンストラクターズ選手権においては、レッドブルは現在4位に沈み、トップのマクラーレンとは288ポイント差、3位メルセデスとは38ポイント差という状況だ。
(autosport web)