2025年F1第12戦イギリスGP クリスチャン・ホーナーと、かつてレッドブルからF1に参戦したデビッド・クルサードとマーク・ウエーバー

【】レッドブルF1、チームを去るホーナーに謝辞「たゆまぬ努力と並外れた働きに感謝する」

7月9日

 レーシングブルズの発表から2時間5分が経過した7月9日の日本時間20時30分、レッドブル・レーシングが沈黙を破り、SNSを更新。CEO兼チーム代表を退くことになったクリスチャン・ホーナーへの謝辞を綴った。

 日本時間18時25分に姉妹チームであるレーシングブルズが、同チームの代表を務めるローラン・メキースがレッドブル・レーシングのCEOに就任することを発表し、間接的にホーナーのCEO解任が明らかとなった。

 この件についてはレーシングブルズからのプレスリリース発信があったものの、一方のレッドブル・レーシングからのリリース発信は無く、世界中にホーナー解任のニュースが飛び交うなか、レッドブル・レーシングは沈黙を貫いていた。

 レーシングブルズのリリース発信から2時間5分後、白熱した報道合戦が落ち着きつつあったタイミングを見計らったかのように、レッドブル・レーシングがオフィシャルSNSを更新した。

「チームに20年間在籍し、オラクル・レッドブル・レーシングのチーム代表兼CEOを務めたクリスチャン・ホーナーが、チームを去る」

「我々は彼のたゆまぬ努力と並外れた働きに感謝する。彼はこのチームを、8度のドライバーズチャンピオンシップと6度のコンストラクターズチャンピオンシップを獲得し、F1でもっとも成功したチームのひとつに育てる上で、大きな役割を果たした」

「クリスチャン、すべてに感謝する。あなたは永遠に私たちのチームの歴史の重要な一部であり続けるだろう」

 このSNS発信により、ホーナーがCEO兼チーム代表という役職のみならず、レッドブル・レーシングを完全に離れることが確実となった。

2005年のレッドブルF1参戦からチームを率いたクリスチャン・ホーナー/2005年F1第6戦モナコGP
当時マクラーレンに在籍していたエイドリアン・ニューウェイと言葉をかわすクリスチャン・ホーナー/2005年F1第6戦モナコGP


(Text:autosport web)