
【】クリスチャン・ホーナーを事実上の更迭。レーシングブルズがメキースのレッドブル新チーム代表就任を発表
7月9日
レッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズは7月9日にプレスリリースを発表し、現在同チームのチーム代表を務めるローラン・メキースがレッドブル・レーシングのチーム代表(CEO)に就任し、代わってこれまでレーシングディレクターを務めたアラン・パーメインが新たにチーム代表に昇格したと発表した。
レッドブル・レーシングからのリリースはまだ発信されていないが、メキースの就任により、クリスチャン・ホーナーがレッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表を離れたことが明らかとなった。
短いリリースの中でメキースは「この1年半、ピーター(・バイエルCEO)とともにチームを率いることができたのは、本当に光栄なことだった。才能あるスタッフたちとともにレーシングブルズ誕生に貢献できたことは、素晴らしい冒険だった。チーム全体のスピリットは素晴らしく、これからが始まりだと強く信じている。アランは今、後を引き継ぎ、我々の道を歩むのに最適な人物だ。彼はチームを知り尽くしており、常に初期の成功の重要な柱だった」と、コメント。
後任を務めるパーメインは「オリバー(・ミンツラフ/レッドブル社CEO)とヘルムート(・マルコ/レッドブルのモータースポーツコンサルタント)の信頼に感謝したい。ローランがこのチームを前進させるために行ってきた良い仕事を、ピーターと一緒に続けていくことを楽しみにしている。これは私にとって新たな挑戦だが、チーム内の全員のサポートを頼りにできると思っている」と、コメントした。
本記事執筆時点で、メキースのレッドブル・レーシングのチーム代表就任に関するリリースは、レーシングブルズからのみ発信されており、レッドブル・レーシングは沈黙を保っている。
現在51歳のホーナーは、元レーシングドライバー。自らレースチーム『アーデン・インターナショナル』を設立し、当初はチーム代表兼ドライバーとして国際F3000選手権まで戦った。ドライバー引退後はアーデンの代表に専念。アーデンがレッドブルの育成ドライバーを受け入れ、レッドブルのスポンサードを受けていた縁から、2005年のレッドブル・レーシング誕生時に同チームの代表に就任。以降、20年にわたりチーム代表を務め続けてきた中での突然の退任となった。



(Text:autosport web)