
【】コラピント、レースをスタートできず「多くのチャンスがあるコンディションで昨日の結果を挽回できなくて残念」
7月8日
2025年F1第12戦イギリスGPの決勝レースが行われ、アルピーヌのフランコ・コラピントはレースをスタートすることができずにグランプリを終えた。
予選後、コラピントはパワーユニット(PU)のエレメントを交換した。エレメントの内訳は、ICE(内燃エンジン)、TC(ターボチャージャー)、MGU-H、MGU-Kが5基目、ES(エナジーストア)とCE(コントロールエレクトロニクス)が3基目となっている。
パルクフェルメ下にあるマシンのPUのエレメント交換は、FIAフォーミュラ1競技規則の28.2、40.3、40.9に違反するため、コラピントはピットレーンからレースをスタートすることになった。しかしコラピントは、スタート前のフォーメーションラップには参加したものの、レースをスタートすることができなかった。
■フランコ・コラピント(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=DNS(0周/52周)
ピットレーン/タイヤ:インターミディエイト

「今日のレースを本当に楽しみにしていた。だから、多くのチャンスがあるコンディションのなかで、昨日の結果を挽回できなかったのが残念だ。あの時は何が問題だったのかわからず、レース中の調査に時間がかかった。僕がわかっているのは、ピットから離れられなかったということだけだ。走行を再開するためにいくつかのことを試みたが、結局マシンをリタイアさせなければならなかった。レーサーとしては、今日のような日はコースに出ていきたいものだ。後方からスタートした他のドライバーたちを見ればわかるように、今日は大きく挽回できる可能性があったからだ」
「今後のレースに活かせる学びという点では、よい週末だった。僕はレースの展開を追った。とてもエキサイティングなレースだった。ホームレースでポイントを獲得したピエール(・ガスリー)とチームにおめでとうと伝えたい。レースの間が2週間あるのでエンストンに戻り、サマーブレイク前に最後にプッシュできるよう懸命に取り組むつもりだ」
(Text : autosport web / Translation : AKARAG)
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