2025年F1第12戦イギリスGP木曜 メディアからの質問に答えるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

【】フェルスタッペン、メルセデス移籍説に関する質問に答えず。1年休養の可能性は明確に否定

7月4日

 2026年のメルセデス移籍の可能性を取り沙汰されているマックス・フェルスタッペンが、これについての憶測に対してコメントすることを拒んだ。ただし、1年間休養する、あるいはF1から離れるという説に関しては明確に否定し、今後数年のスケジュールにはF1しか含まれないと明言した。

 オーストリアGPの週末に、メルセデスのジョージ・ラッセルおよびチーム代表トト・ウォルフの発言から、フェルスタッペンがメルセデスと交渉を行っている可能性に大きな注目が集まった。

 イギリスGPを前に、木曜日、シルバーストンでメディアに対応したフェルスタッペンは、冒頭から非常に防御的な姿勢を見せた。メルセデスへの移籍の可能性について質問された際に、彼はまず「(今まで自分が話したことに)付け加えることは何もない」と述べた。チームを変更する際に常に伴うリスクについて問われると、フェルスタッペンはうなずき、「だからこそ自分はレッドブルと契約しているのだ」と答えた。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2025年F1第12戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 同様のテーマについての質問が続く中で、フェルスタッペンは、「付け加えることは何もない。自分の立場からは何も変わっていない」との言葉を繰り返した。

 その後、話題は彼がレッドブルとの契約に盛り込んでいる可能性のある契約解除条項に移ったが、ここでもフェルスタッペンは何も明かす意思を示さず、「正直に言って、レッドブルとの契約について話すつもりはない。その方が少し楽だから」と述べた。

 一方でフェルスタッペンはまた、1年間の休養やGT3への転向の可能性は完全に退け、「ノー、間違いなくF1だ」と即座に述べた。

「将来的には、もし可能であれば、他のカテゴリーでのレースと組み合わせることを試みたいと思っている。というのも、自分はF1の枠を少し広げて探求したいと思っており、それはもちろんテストで既にやっていることで、最終的にはレースにも出たいと考えている」

 父親のヨス・フェルスタッペンは、レッドブルは崩壊しかけており、上層部は職務を適切に果たしていないと主張し続けているものの、マックスはチームを擁護した。

「もし2023年に僕に、あるいは他の人々に『最善のやり方は何か』と尋ねたなら、『レッドブルはうまくやっている』という答えが返ってきただろう。つまり、すべてがうまく機能していたのだ」

「一人や二人のせいにするのは簡単なことだが、ここで自分がネガティブなこととして言うべきことではないと思う」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2025年F1第11戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


(Text : GrandPrix.com)