
【】コラピント「接触後にマシンの感触が違っていて残念」ダメージによりタイムロスも。角田は接触を謝罪
7月1日
2025年F1第11戦オーストリアGPの決勝レースが行われ、アルピーヌのピエール・ガスリーは13位、フランコ・コラピントは15位でレースを終えた。
ガスリーは10番グリッドからユーズドのソフトタイヤでスタート。スタート直後の混乱のなか6番手にポジションを上げ、12周目に最初のピットストップを行いハードタイヤに交換した。第2スティントでは10番手まで上がり、38周目に新品のミディアムに履き替え、最後まで走り切った。
一方コラピントは、新品のソフトタイヤで14番手からスタート。10番手までポジションを上げて、13周目にミディアムに交換した。この第2スティントの31周目、コラピントは角田裕毅(レッドブル)と接触しスピン。グラベルに飛び出すもコースに復帰してレースを継続し、39周目にハードタイヤに履き替えた。54周目には、背後に迫っていたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)をコース外に押し出したことで、5秒のタイムペナルティとペナルティポイントを1ポイント科され(累積3ポイント)、最終的に15位でフィニッシュした。
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=13位(69周/70周)
10番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム

「結局、チームにとってとても期待外れな午後になってしまった。レースを通してグリップ不足を感じていたし、すべてのスティントで本当に苦戦したので、理解して分析すべきことがたくさんある。理由はよくわからない。マシンにダメージがあったのかも知れないし、そうではなかったのかもしれない。とても長い午後になり、不満の残る結果になったので、詳しく見直す必要がある」
「僕たちはとてもよいスタートを切り、1周目を終えた時点で6番手まで順位を上げた。その後は、難しいレースだったということ以外、あまり言うことはない。これからすぐに、エンストンのホームレースであるシルバーストンへ向かう。いつも素晴らしいイベントになるので楽しみにしているが、今回は厳しい週末から立ち直ることを目指している」
■フランコ・コラピント(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=15位(69周/70周)
14番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード

「今日は暑くてイライラする午後だった。スタートはよかったが、レースが進むにつれてマシンとバランスに苦しみ、チームとしてうまく機能しなくなってしまった。今日はペースが足りなかったし、タイヤのデグラデーションが激しく、いつも以上に苦しめられた。今の時点では原因が分からないので、チームとして腰を落ち着けて、慎重に検討する必要がある」
「ターン4で角田(裕毅)とのインシデントがあり、少し後れをとってタイムを失った。後で裕毅は僕のところに来て謝ったが、接触後にマシンの感触が違っていたのは残念だ。おそらくダメージがあったのだろう」
「シルバーストンまで少し時間があるので、エンストンのファクトリーに戻り、来週末のチームのホームレースにさらに強くなって戻ることを目指して、懸命に作業をするつもりだ」
(Text : autosport web / Translation : AKARAG)
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