
【】ローソンが苦難乗り越えキャリアベストの6位「事故を見た時は『終わった』と思った。1ストップ戦略が奏功した」
7月1日
2025年F1オーストリアGP決勝で、レーシングブルズのリアム・ローソンは6位、アイザック・ハジャーは12位だった。
6番グリッドのローソンは、幸いアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)との大きな衝突は免れたものの、9番手に落ちてしまった。ミディアムタイヤでスタートし、長いファーストスティントを取り、ハードに交換する1ストップを選択。元のポジションに返り咲いた後、32周目にピットストップ、セカンドスティントを12番手から始め、長いスティントのなかでポジションを上げ、一時は5番手を走行したものの、ジョージ・ラッセル(メルセデス)にかわされ、キャリアベストの6位でフィニッシュした。
ソフトタイヤでスタートしたハジャーは1周目にコースオフを強いられ、16番手に落ちた後、2周目にミディアムに交換。28周目にハードに換えて、最後まで走った。長いスティントのなかで、8番手を走行したが、フロアにダメージを負ってペースを落とし、ポジションをどんどん落として12位フィニッシュとなった。

■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(70周/70周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「素晴らしい週末だった、すべてをうまくやり切ることができて良い気分だ。ここまでのシーズンは困難が多かったけれど、ポテンシャルは常にあった。今回のレースでは、重要な場面でスピードを発揮し、それを最後まで維持することができた」
「オープニングラップの後、自分のレースは終わったかもしれないと思ったが、チームは勇気ある決断で1ストップ戦略を選択し、それが完璧に奏功した」
「舞台裏で信じられないほどの努力を続けてくれているチームに最大限の称賛を送りたい。心から誇らしい。マシンは週末を通して本当に速くて、常に微調整を重ねることで、より快適な状態に近づけていった。今の目標は、この勢いをシーズン最後まで維持し続けることだ。ポジティブな要素を生かし、戦い続け、ポイントを積み重ねていきたい」

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=12位(69周/70周)
13番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード

「今日はフラストレーションの溜まる一日だった。とても良いレースをして、レース終了の15周前まではポイント圏内を安定して走っていた。戦略もうまく機能しており、レースペースも良好で、速さを感じていた」
「でも残念ながら、ターン1でフロアにダメージを負ってしまい、そこからは1周あたり1秒以上を失うことととなり、厳しい結果に終わった。ローソンが6位でフィニッシュしたことを考えれば、もしフロアのダメージがなければ、ダブルポイント獲得も可能だったと思うと悔しい」
「とはいえ、チームは今週末、本当に良い仕事をしてくれた。特に金曜日から土曜日にかけての迅速な対応は素晴らしかった。チームの皆に敬意を表したい。数日後にはシルバーストンで再びレースがあるので、それを楽しみにしている」


(autosport web)
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