
【】1周目クラッシュのアントネッリは猛省「大きなミスを犯してしまった」ラッセル、マクラーレンから1分差にショック
6月30日
2025年F1オーストリアGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは5位、アンドレア・キミ・アントネッリは、スタート直後のクラッシュによりリタイアした。
9番グリッドスタートのアントネッリは、1周目のターン3でロックアップ、前のリアム・ローソン(レーシングブルズ)は避けたものの、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に衝突してしまい、2台ともコースオフし、その場でリタイアとなった。この接触の責任は全面的にアントネッリにあると判断され、次戦イギリスGPでの3グリッド降格とペナルティポイント2が科された。
ラッセルは、序盤、ひとつ前のグリッドのルイス・ハミルトン(フェラーリ)とバトルをするが、結局前の位置を確保することができず、5番手を走行。ハミルトンとのギャップも拡大していき、最終的には33.376秒差に。優勝したランド・ノリス(マクラーレン)との差は62.396秒だった。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(70周/70周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「このオーストリアGPの週末は、W16の強みと弱みがどこにあるかを明らかにした。気温が高すぎると、僕たちはパフォーマンスが低下し、先頭集団のペースについていくのがとても難しくなる。だから5位という結果は今日できる最大限のものだった」
「勝者のランドから60秒差のフィニッシュという事実は、僕たちに残された課題の大きさを示している。ただ、改善すべき領域は把握しており、それに向けて懸命に取り組んでいく」
「もう次の週末に目を向けている。昨年のシルバーストンはとても良いレースだった。ポールポジションを獲得し、リタイアする前には高いポテンシャルも示していたんだ。チームは例年、イギリスGPでとても良い成績を残しているので、今年もそれを再現できるといいね。今週末より少し涼しいコンディションになることを願っている。そして表彰台争いに再び加わることができればと思う」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=リタイア(0周/70周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム

「今日の展開にはとてもがっかりしている。スタートライトが消えた後は、ただスタート位置をキープしようとしていただけだったが、ターン3の進入でミスをしてしまい、大きな代償を支払う羽目になった」
「ブレーキングが遅すぎたわけではなかったが、リアムを避けようとしてリヤブレーキがロックし、さらにフロントブレーキもロックしてしまい、マックスとの接触を避けられなかった」
「自分たちのレースがどう展開したかを見せることができず、チームに対して申し訳なく思っている。そしてマックスに対しても、彼のレースを台無しにしてしまったことを謝りたい。大きなミスを犯してしまった。それがなければ良い結果を争えた可能性があったんだ。幸い、来週すぐにレースがあるので、すでにシルバーストンに気持ちを集中させている」
(autosport web)
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