
【】悪夢のようなホームGP。レッドブルの連続入賞が77戦でストップ「今度は1周目に事故。不運な週末」とフェルスタッペン
6月30日
2025年F1オーストリアGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、スタート直後の事故でリタイアした。
7番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたフェルスタッペンの後ろ9番グリッドのアンドレア・キミ・アントネッリは、ターン3への進入でロックアップし、コーナー内でスライドしながらフェルスタッペンにヒット。これによりコースオフしたフェルスタッペンとアントネッリは、ともにその場でリタイアすることになった。
アントネッリは審議の結果、全面的に接触の責任があると判断され、次戦イギリスGPでの3グリッド降格ペナルティとペナルティポイント2点が科された。
レッドブルは、今回フェルスタッペンがリタイアし、角田裕毅が16位にとどまったため、ここまでの連続入賞が77戦でストップすることとなった。
ドライバーズ選手権においてフェルスタッペンは3位を維持しているが、首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)との差は61点に拡大した。4位ジョージ・ラッセル(メルセデス)は9点差に迫っている。
チームはこの日のレースを振り返り、「レッドブルリンクでのホームレースは、レッドブルにとって悪夢のようだった」とコメントしている。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=リタイア(0周/70周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム

「1周目にキミとの間で起きたインシデントは不運だったが、誰もわざとあんなことはしないし、それが単なる事故だったことは分かっていた。彼はサーキットから歩いて戻る際に僕に謝罪し、その後、僕の部屋に来て、もう一度謝ってくれた。僕たちはとても良い関係を築いている。彼は素晴らしい人間であり、とても才能あるドライバーだ」
「今日、(レーシングブルズのリアム・)ローソンが6位を獲得したね。素晴らしい結果だと思う」
「残念ながら、僕たちの方は、今週末、ポジティブな要素はあまりなかった。昨日の予選ではイエローフラッグ、今日は接触事故という不運に見舞われ、さらに全体を通してペースも欠けていた」
「今週末に行ったすべてのことを振り返って確認するつもりだ。チームがどれだけ懸命に働いているかはよく知っている。マシンについてもっと良く理解する必要がある」
「このサーキットでは過去に素晴らしいパフォーマンスを見せてきたこともあり、ホームの観客の前でこのような結果に終わったことが一番残念だ。でも、僕たちはこれからもベストを尽くし続けるし、僕自身のメンタリティや集中力が変わることはない」

(autosport web)
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