
【】フェルスタッペン予選7番手「マシンバランスが崩れて苦戦。黄旗がなくてもポールは無理だった」
6月29日
2025年F1オーストリアGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは7番手という結果だった。フェルスタッペンは予選でマシンがナーバスだと不満を述べていたが、Q3の展開により、本来よりさらに順位を落とすことになった。
Q3最初のアタックはユーズドソフトタイヤで走行し、1分04秒929で暫定6番手。2回目最後のアタックで新品タイヤを装着してコースイン、セクター1、セクター2と自己ベストタイムをつなげた。しかし前を走るピエール・ガスリー(アルピーヌ)がスピンを喫し、イエローフラッグが出たことで、フェルスタッペンはアタックを断念。その結果、レーシングブルズのリアム・ローソンに抜かれ、予選7番手に落ちる結果となった。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 3番手(1分04秒534/28周)
予選 7番手(Q1=6番手1分05秒106:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分04秒836:ソフトタイヤ/Q3=7番手1分04秒929:ソフトタイヤ)
「今週末はこれまでのところ、楽な展開ではない。今日のFP3は予選よりもポジティブではあったが、それでも僕たちは依然としてペースが足りておらず、気温が高いコンディションも助けにはならなかった」
「バランスが崩れてしまい、いったんコース上でそう感じると、そこからできることはあまりない。グリップの状況も同様で、マシンをプッシュすべきか否かを判断するのが難しかった」
「ピエールがスピンしてイエローフラッグが出されたことが、僕たちにとって不利に働いた。ラップを中断せざるを得なかったんだ」
「ただ、そのアタックを完了していたとしても、結果としては3番手か4番手あたりにとどまっただろうし、ポールからは0.5〜0.6秒遅いタイムだっただろう」
「レースは決して簡単なものにはならないと思うが、予選後にすべてを分析して、明日、最大限のチャンスを得られるように準備するつもりだ」
(予選後のインタビューで、マシンの状態について語り)「(予選のなかで)すべてが少しずつ崩れていった。すべてのコーナーが難しかった。バランスが取れておらず、コーナーの場所によって、フロントあるいはリヤがグリップしなかった。だから、リズムをつかんだり、基準となる走りをするのがとても難しかった」
「最後のラップでは、イエローフラッグが出たのでアタックを中止しなければならなかった。ただ、仮に走りきっていたとしても、ポールには程遠い内容だった。僕たちにとってかなり厳しい予選だった」
(レースペースによって日曜に挽回できると思うかと聞かれ)「明日は今日よりもさらに暑くなる可能性が高い。気温が上がるとすぐに、僕たちが抱える問題はさらに悪化するようだ。それは良い兆候ではないが、明日どうなるか見てみるしかない。もしかしたら、レースで何かサプライズがあるかもしれないしね」

(autosport web)
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