
【】マクラーレン育成ダン、初のF1公式セッションで4番手「TPCで学んだことを活かせた」代表はデータ収集の貢献に感謝
6月28日
2025年F1第11戦オーストリアGPの初日のセッションが行われ、マクラーレンからフリー走行1回目に参加したアレクサンダー・ダンは、4番手でセッションを終えた。
ダンは2024年5月にマクラーレンのドライバー育成プログラムに加入したアイルランド人ドライバーで、現在19歳。今年はFIA F2にロダン・モータースポーツから参戦しており、現在ドライバーズ選手権で首位に立っている。

ダンがF1の公式セッションに参加したのは、今回が初めてだ。ダンはセッション中盤にソフトタイヤで1分5秒697をマークし、これがFP1でのベストタイムとなった。1時間のセッションを通して29周を走り、順位は4番手となっている。
マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表は、「アレックスは最初のセッションでランドのマシンをドライブしていい仕事をした。いくつかの新しいパーツ、レーキの作業、複数回にわたるステアリングのセッティングの調整など、パフォーマンスランを行う前にかなり広範なテスト計画をこなした。重要なデータを収集できた。アレックスの貢献に感謝している」と、ダンの作業を評価した。
■アレクサンダー・ダン(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=4番手(1分5秒697/29周)

「今日の結果にはとても満足している。目標はパフォーマンスではなく、テストプランを行いチームが週末に向けて準備するのを助けることだと理解してセッションに臨んだので、最後にペースを示すことができてよかった」
「セッション自体はクリーンでよかった。レーキをつけて走ったことで、チームのために有益なデータを集めることができた。すべてをうまくまとめ、TPC(編注:Testing of Previous Cars/旧型車を使用したテスト)やシミュレーターで学んだものを、必要としていたことに活かせた。素晴らしい準備をしてくれたチームに感謝している」
「この機会を与えてくれたザク、アンドレア、アレッサンドロ、ステファニー、ウォーレン、そしてマクラーレンのみんなにお礼を言いたい。心から感謝している。そしてセッションの終わりに無線で言ったように、今日は小さな少年の夢が叶ったんだ」


(Text : autosport web)
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