
【】初日最速ノリス「予選になればマックスが近づいてくるはず」ピアストリは旧型サスペンションを引き続き選択
6月28日
2025年F1オーストリアGPの金曜、マクラーレンのランド・ノリスはフリー走行1回目は、ルーキー起用規則によりアレクサンダー・ダンにシートを譲り、フリー走行2回目からの登場となったものの、初日トップタイムをマークした。オスカー・ピアストリはフリー走行1回目は3番手、フリー走行2回目は2番手だった。ノリスとピアストリのタイム差は0.157秒だった。
マクラーレンは今回、アップデートコンポーネントとして、フロントサスペンション、フロントコーナー、リヤコーナーの変更を申告している。
カナダでは、新たに導入されたフロントサスペンションをノリスのみが使用し、ピアストリは旧型を選んだ。ピアストリは、オーストリアでも自分は旧型を使用していると明かしている。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=走行せず/フリー走行2=1番手(1分04秒580/35周)

(走行後のインタビューで語り)「最初からマシンの感触は良好だった。アレックス(ダン)はFP1の後に良いフィードバックをくれたし、彼もすぐにペースに乗れていたみたいでよかったよ」
「FP2に向けてチームはマシンを正しい方向に進めてくれた。明日に向けてその方向性をもっと強めたいのか、それとも少し抑えたいのか、あるいは中間くらいにしたいのかを理解する必要があるね。正しい方向への良い一歩ではあるが、まだもう少し伸びしろがあることを願いたい」
「僕たちチームは、(他に比べて)少し競争力が高いように見えたと思う。午前中はそれほどでもなかったが、正しい方向に持っていくことができた」
「いつもどおり、FP2ではかなり速くて、他のチームよりも少しペースを見せられた。とはいえ、彼らは追いついてくると思うし、マックス(・フェルスタッペン/レッドブル)もそれほど離れていない。彼ら(レッドブル)は普通、土曜日に向けて大きくパフォーマンスを上げてくる」
「明日は良い一日になることを期待しているし、僕たちもいくつかの点を改善するだろうが、今日見たほど簡単ではないと思う。明日もいつもどおり接戦になるだろう。そうならない理由はない。ギャップを最大限に広げるために全力を尽くすよ」

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=3番手(1分05秒697/33周)/フリー走行2=2番手(1分04秒737/35周)
(走行後のインタビューで語り)「とても好調のように思えるが、マックスは近い位置にいる。彼はこの週末、間違いなく脅威になるだろう」
「とはいえマシンの感触は良いし、ペースもとても良い。だからポジティブな初日だったよ」
(カナダで導入された新しいフロントサスペンションを使っているかと聞かれ)「僕の方はカナダで導入されたパーツは使っていない。あれはアップグレードではなく、単に異なる仕様のものだからだ。マシンを速くすると思われるパーツについては、すべて2台のマシンに搭載されている」

(autosport web)
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