
【】10位入賞のサインツ、問題を抱えながらの走行でまともに戦えず「こういう状況は避けなければならない」
6月17日
2025年F1第10戦カナダGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのカルロス・サインツは10位でレースを終えた。
サインツは予選Q1の終盤にアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)に走行を妨害され、16番手からのスタートとなった。チームメイトのアレクサンダー・アルボンと戦略を分け、ハードタイヤを装着したサインツは、DRSトレインに引っかかりつつも、同じハードを履くエステバン・オコン(ハース)や、後方から迫ってきた2ストップ戦略のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)らと順位を争った。
ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)にもオーバーテイクを許したサインツは、59周目にミディアムタイヤに履き替えて11番手でコースに復帰。サインツは前を走るオコンを追いかけていたが、終盤にマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが接触したことでセーフティカー(SC)が導入された。SCランのままレースが終了したため、サインツはオコンを追い抜くことができなかったが、ノリスがリタイアしたことで順位がひとつ上がり10位となった。
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=10位(69周/70周)
16番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

「今日は少なくとも1ポイントを獲ることができてよかった。でも、問題を抱えながらレースを走っていたので、まともに戦うことができず、かなりフラストレーションが溜まっている」
「完走してポイントを守るために僕たちはいい仕事をしたけれど、チームとして、こういう状況は避ける必要がある」
「今週末は何らかの理由で自分たちのポテンシャルを最大限に発揮できなかった。このような混戦では、それが明らかに最終的な結果に影響してしまう。2週間後のヨーロッパラウンドでまた頑張るつもりだ」
(Text : autosport web)
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