フェルスタッペン2位「ペースが足りず、タイヤの状態も悪かったから、優勝を狙うのは無理だった」
2025年F1カナダGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番グリッドから2位を獲得した。
グリッド位置を守ってスタート、トップを行くジョージ・ラッセル(メルセデス)のすぐ後ろを走り続けたが、抜くことはできず、DRS圏外に落ちた後、背後のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が追いついてきたことで、フェルスタッペンは12周目に誰よりも早く最初のピットストップを行った。
2回目のピットストップも上位勢では最初に実行。セカンドスティントも、最終スティントも、ラッセルの後ろを走行したが、前に出ることはできず、2位でフィニッシュした。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(70周/70周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
「今日は、自分たちが持つすべてのものを確実に最大限に生かして戦った。とてもディフェンシブなレースをし、なかなか厳しい展開だった。タイヤのデグラデーションがかなり大きく、最初の2スティントではタイヤの摩耗がとても早かった」
「戦略的にかなりアグレッシブに動いて、前に出ることを狙ったが、最後のピットストップの際には、ゴールまで持たせるのが難しいかもしれないと感じた。でも、最後のスティントでは燃料が軽くなったことで少し助けられ、タイヤへの負担が軽減され、それがポジティブな効果をもたらした」
「レース全体を見ると、これが最大限の結果だったと思う。僕たちには先頭で戦うだけのペースは本当になかったし、優勝争いをするにはタイヤのデグラデーションが少し大きすぎた。だから、2位という結果には満足している」
「ジョージとの差はそれほど大きくはなかったが、それでも自分には勝利を狙えるだけのペースがあるとは思えなかった。でも、今週末を通してポジティブな点は多くあった。チームとしては可能な限り最高のパフォーマンスを発揮し、すべてを正しく実行し、マシンも適切なウィンドウに収まっていた」
「次戦に向けて、タイヤマネジメントとデグラデーションに関して取り組むべき課題が少しあるが、それでも前向きな要素を多く得ることができた週末だった」