2025.06.16

僚友ピアストリに追突したノリスに5秒のペナルティ。リタイアのため影響はなし


2025年F1第10戦カナダGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に衝突し、リタイアしたランド・ノリス(マクラーレン)
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 F1カナダGP決勝で、チームメイトのオスカー・ピアストリに衝突したインシデントに関し、ランド・ノリスに5秒のタイムペナルティが科された。ノリスはリタイア(最下位18位完走扱い)のため、実質的な影響はない。

 レース終盤、4番手ピアストリにノリスが追いつき、激しいバトルとなった。ノリスはヘアピンでピアストリをいったん追い抜いた後、最終シケインでポジションを落としたが、チームメイトの背後にぴったりつき、ターン1へのストレートで追い越す術を探り、強引に前に出ようとしてピアストリのマシンに追突してしまった。ノリスはバリアに衝突して、その場でリタイア、ピアストリは走行を続けて4位でフィニッシュした。

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に衝突し、リタイアしたランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第10戦カナダGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に衝突し、リタイアしたランド・ノリス(マクラーレン)

 スチュワードは、接触の責任は全面的にノリスにあると判断し、理由を次のように説明した。

「4号車は、メインストレート上で81号車を追い抜こうとしていた。彼は81号車の左側に出ようとしたが、そこにはスペースがなかった。4号車のドライバーは、スペースがあると思ったが、それが存在しないと気づいたときには既に遅く、81号車に接触したと述べた」

「4号車のマシンは損傷を受け、レースをリタイアした(ただし、結果としては正式に完走扱いとして分類された)。一方で、81号車のマシンには損傷はなかった」

「スチュワードは、接触の責任が全面的に4号車のドライバーにあると判断した。この接触により、即時かつ明白なスポーティング上の影響が生じなかったため、4号車へのペナルティは、5秒のレース後タイムペナルティとすることに決めた」

 ノリス自身、この接触の責任は自分にあると認め、謝罪している。今回、ペナルティポイントは科されず、次戦グリッド降格もないため、この接触のペナルティによる実質的な影響はない。



(autosport web)

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2025-06-16更新

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