2025.06.15

「自信を持って限界まで攻められた」「なぜ苦戦しているのか、完全には理解していない」/F1第10戦予選コメント(2)


2025年F1第10戦カナダGP 予選 PPジョージ・ラッセル(メルセデス)、2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
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 2025年F1第10戦カナダGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが金曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)だ。

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
予選 5番手(Q1=3番手1分11秒952:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分11秒885:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分11秒526:ソフトタイヤ)

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2025年F1第10戦カナダGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

「興味深いプラクティスと予選セッションを終えて、5番手というのは、堅実な結果だと思う。僕たちは(今回アップデートがない状態で)、アップグレードが投入されたライバルのマシンと戦っている。厳しい戦いになるが、表彰台を目指して全力を尽くすつもりだ」

「正しい戦略と強力なレースペースがあれば、それは可能だと考えている。明日に向けて希望を持っているよ。ただ、簡単にはいかないことも理解している」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 4番手(Q1=11番手1分12秒279:ソフトタイヤ/Q2=9番手1分11秒974:ミディアムタイヤ/Q3=4番手1分11秒391:ミディアムタイヤ)

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2025年F1第10戦カナダGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

「最近のレースよりもいい予選で、ソフトのC6タイヤでもより快適に走ることができた」

「リズムをつかむのに少し時間がかかり、Q3の前に新しいミディアムタイヤを2本とも使い切ってしまった。最後の走行でユーズドタイヤを履いたことで、ファイナルラップは少し不利になった。最終セクターでグリップが落ちはじめ、かなりタイムをロスした。僕のラップは特に素晴らしいものではなかったけれど、それでも4番手だ。悪くないスタートポジションだし、上位で戦えることを願っている」

「考えられるもうひとつの要因は天候だ。今日は金曜日より少し気温が上がったが、それでも僕たちはいいパフォーマンスを発揮できた。明日はもっと暑くなるかもしれないし、タイヤがどう反応するのかにも影響するだろう。FP2でのロングランは競争力があるように見えたし、クルマのフィーリングもよかった。同じようないいペースを示して、前のクルマに集中したい」

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
予選 3番手(Q1=2番手1分11秒939:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分11秒715:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分11秒120:ソフトタイヤ)

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2025年F1第10戦カナダGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

「正直に言って、フリー走行のことを考えれば、自分のパフォーマンスにかなり満足している。うまく挽回できた」

「『Q3でミディアムを使うべきか、それともソフトか』という問題をずっと考えてきた。そのうえで、ソフトを選んだ。たくさんの問題を抱えていたから、まずは一貫性を保つことを重視したかったからだ」

「なぜ今回苦戦しているのか、完全には理解していない。マシンに課題があることは明らかだが、それに対する解決策を見つけるのは簡単ではない」

「予選では状況が少し良くなったと感じた。完璧ではなかったが、かなり改善された。最終的には、いるべきポジションに戻ってきたと思う」

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 2番手(Q1=5番手1分12秒054:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分11秒638:ミディアムタイヤ/Q3=2番手1分11秒059:ミディアムタイヤ)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2025年F1第10戦カナダGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が予選2番手を獲得

「全体的にかなりポジティブな週末になっている。FP1でマシンに乗り込んだ瞬間からマシンバランスが良く、全体的なパフォーマンスにかなり満足していた」

「FP2はやや難しかったが、予選ではタイヤに関して正しい判断を下すことができた。僕たちの場合、ミディアムタイヤの方がフィーリングが良かったんだ。マシンバランスが良好で、パフォーマンスを最大限に引き出すことができたと思う」

「タイヤのデグラデーションとそれに関して何が起きていたのかについては、さらに理解を深める必要がある。ポールポジションを争うには全体的なグリップが不足していた」

「とはいえ、今日できることはほとんどすべてやったと思うし、2番手という結果には満足している。明日は良いスタートを切り、タイヤをうまくマネジメントして戦いたい。僕たちのマシンはコーナーではやや扱いづらいかもしれないが、明日の長いレースのなかで、力強く戦えることを願っている」

(予選トップ3会見で、ペナルティポイントについて聞かれて苛立ちを示し)「もうその話は聞きたくない。本当にイライラさせられる。木曜日にもその話をした。まったくの時間の無駄だよ。本当に子供じみている。だからあまり多くを語りたくないんだ。僕たちが生きているこの世界は、本当に腹立たしい」

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 1番手(Q1=7番手1分12秒075:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分11秒570:ミディアムタイヤ/Q3=1番手1分10秒899:ミディアムタイヤ)

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2025年F1第10戦カナダGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得

「予選ラップの後に鳥肌が立ったのは、これが初めての経験だよ! 最初のコーナーを回った時点で0.1秒速く、その後はまるでマシンがレールの上を走っているように感じた。自信を持って限界まで攻めることができたし、最終的にはQ3の1回目のラップよりも0.6秒速く走ることができた」

「とても特別なラップで、長く記憶に残るだろう。フィニッシュラインを越えた瞬間、間違いなくポールポジションだと感じた。実際そうだったことがとてもうれしいよ」

「ターン1までは距離が短いので、良い位置取りをして、そこから戦っていきたい。自分たちのことに集中し、FP2のロングランで示したようなペースを見せたいと思っている。ただ、物事はそんなに単純ではないことも多いので、明日勝利を争うためには、最高のパフォーマンスを発揮しなければならない」

(2番グリッドにフェルスタッペンがいることについての質問に、冗談を交えて答え)「僕の場合、ライセンスポイントは(フェルスタッペンより)まだ余裕があるからね。どうなるか見てみよう」



(Text : autosport web)

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