
【】レーシングブルズ、進路妨害についてハジャーとサインツに謝罪「チームのコミュニケーションにミスがあった」
6月15日
2025年F1カナダGPの予選で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは9番手を獲得した。しかし、Q1でウイリアムズのカルロス・サインツの走行を妨害したとスチュワードに判断され、決勝グリッドを3位降格されるペナルティを受けることが決まった。サインツは、最後のフライングラップをハジャーに阻まれたことで、Q1で敗退した。
土曜に発表された暫定グリッドでは、ハジャーには12番グリッドが与えられている。
パフォーマンス担当副テクニカルディレクター、ギヨーム・カッテラーニは、チームがハジャーに対して、後方から近づいてくるサインツの状況を正しく伝えなかったことに関し、次のようにコメントしている。
「アイザックは、安定したラップをまとめてQ3進出を果たした。彼はセッションを9番手という非常に優れた結果で締めくくった。残念なことに、我々はチーム内のコミュニケーションにおいてミスを犯し、カルロスがアタックラップ中であることをアイザックに伝えなかったため、カルロスの進路を妨害することになってしまった」
「この件により我々は3グリッド降格のペナルティを受けた。アイザックとカルロスの両者に対して、今回起きたことについて謝罪したい」
「レースは明日であり、ポジティブな姿勢を保ちつつ、ポジションを上げるためのあらゆる好機を逃さずに生かしていきたいと考えている」

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
FP3 11番手(1分12秒651/22周)
予選 9番手(Q1=9番手1分12秒211:ソフトタイヤ/Q2=10番手1分12秒003:ソフトタイヤ/Q3=9番手1分11秒867:ソフトタイヤ)
「今日はバランスが本当に良くなくて、マシンには満足できなかった。それにもかかわらず、マシンをQ3に進めるという堅実な仕事はできたと思う。純粋な速さは依然として優れていると感じているが、今週末全体を通して、これまでのサーキットと比べて1周をしっかりまとめるのがはるかに難しかった」
「Q1では、カルロスがラップを中止したと連絡を受けたが、実際には彼はまだアタック中だった。それは不運だったし、彼に対して本当に申し訳なく思っている」
「明日のレースでは、いつもどおりアグレッシブにいくつもりだが、タイヤの状況を注視することが重要になるだろう。日を追うごとに路面状態が改善していたとしても、ここではグレイニングがとても激しいからだ」
「レース中のオーバーテイクは難しくなると予想しているが、それでも面白いレースになると思うし、ポイント争いができればと思っている」

(autosport web)
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