【予選日コメント】
フェルスタッペン、予選2番手に満足も、出場停止関連の質問に怒り「何度も聞くなんて子供じみている。話したくない」
2025年F1カナダGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手を獲得した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)のポールポジションタイムとの差は0.160秒だった。
今回、ソフトとミディアムのコンパウンドの差が非常に小さいため、各チームのタイヤ戦略が分かれた。フェルスタッペンはQ1をソフトタイヤで走行。Q2では最初のアタックをミディアムで行い、暫定トップに。2回目のランはソフトタイヤを使用したが、ミディアムでの最初のタイムで4番手でQ3に進んだ。
Q3最初のアタックはソフトタイヤで行い、フェルスタッペンは再び暫定首位に立った。最初のランは、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を除く9人がソフトタイヤを使用した。フェルスタッペンは最後のランではミディアムを装着。まずオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がソフトで暫定トップに立ち、ミディアムのフェルスタッペンはそれを僅差で上回るタイムで逆転。しかしミディアムを選択したジョージ・ラッセル(メルセデス)が最後にトップタイムをマークしてポールポジションをつかみ、フェルスタッペンは予選2番手という結果になった。
レッドブルにとっては、200回目のフロントロウ・スタートとなる。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分12秒072/20周)
予選 2番手(Q1=5番手1分12秒054:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分11秒638:ミディアムタイヤ/Q3=2番手1分11秒059:ミディアムタイヤ)
「全体的にかなりポジティブな週末になっている。FP1でマシンに乗り込んだ瞬間からマシンバランスが良く、全体的なパフォーマンスにかなり満足していた」
「FP2はやや難しかったが、予選ではタイヤに関して正しい判断を下すことができた。僕たちの場合、ミディアムタイヤの方がフィーリングが良かったんだ。マシンバランスが良好で、パフォーマンスを最大限に引き出すことができたと思う」
「タイヤのデグラデーションとそれに関して何が起きていたのかについては、さらに理解を深める必要がある。ポールポジションを争うには全体的なグリップが不足していた」
「とはいえ、今日できることはほとんどすべてやったと思うし、2番手という結果には満足している。明日は良いスタートを切り、タイヤをうまくマネジメントして戦いたい。僕たちのマシンはコーナーではやや扱いづらいかもしれないが、明日の長いレースのなかで、力強く戦えることを願っている」
(予選トップ3会見で、ペナルティポイントについて聞かれて苛立ちを示し)「もうその話は聞きたくない。本当にイライラさせられる。木曜日にもその話をした。まったくの時間の無駄だよ。本当に子供じみている。だからあまり多くを語りたくないんだ。僕たちが生きているこの世界は、本当に腹立たしい」