レーシングブルズのハジャー、サインツの予選妨害で3グリッド降格。チームの情報に誤り
レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、F1カナダGP予選中にウイリアムズのカルロス・サインツの走行を妨害したとスチュワードに判断され、決勝グリッドを3位降格されるペナルティを受けることが決まった。ハジャーは予選9番手を獲得した。
予選Q1終盤、セクター1で、クールダウンラップ中のハジャーに、最後のプッシュラップ中のサインツが追いつき、アタックを妨げられた。その結果、サインツは17番手でQ1敗退という結果になった。
「6号車(ハジャー)はインラップ中で、6コーナーの進入時にプッシュラップ中の55号車(サインツ)に追いつかれた」とスチュワートは説明した。
「6号車は55号車にスペースを空けるためにレーシングラインから外れようと試みたが、その動きは遅すぎた。6号車のドライバーは、55号車の走行を妨害したことを認めた。彼は、チームから事前に55号車がプッシュラップ中であると伝えられたが、その後、55号車がラップを中止したと伝えられたと説明している。彼はミラーで55号車を確認していたが、チームから伝えられた情報を信頼しており、その情報が誤りであると気づいた時に、最善を尽くして道を譲ろうとしたと述べた」
「予選中のこの種の違反に対する標準的なペナルティは、ペナルティ・ガイドラインにおいて、当該事象がドライバーの責任であるかチームの責任であるかにかかわらず、グリッド順位を3つ下げることである」