
【】3つの新パーツを持ち込んだマクラーレン。手応えを実感も、代表は「メルセデスが非常に競争力を発揮している」と警戒
6月14日
2025年F1第10戦カナダGP初日のセッションが行われ、マクラーレンのランド・ノリスはフリー走行1=7番手/フリー走行2=2番手、オスカー・ピアストリはフリー走行1=14番手/フリー走行2=6番手だった。
FIAの発表によると、マクラーレンは今週末のカナダGPにフロントウイング、リヤウイング、フロントサスペンションのアップグレードパーツを持ち込んだ。フロントウイングは、ジオメトリーを見直すことで、主要エレメントの再設計などを通して幅広い範囲での空力性能の向上を目的としている。リヤウイングは、ミディアムダウンフォース仕様のものを投入。フロントサスペンションは、ジオメトリーに小さな修正を加えて、局所的な空気の流れを最適化することを目指したものだ。

アンドレア・ステラ代表は、初日について「全体的に収穫の多い1日で、いくつかのテスト項目をこなし、多くの情報を集めることができた」と手応えを掴んでいる。しかし「ここまでメルセデスが非常に競争力を発揮しているので、タイトな週末になりそうなのは明らかだ」と、土曜日以降に向けてさらなるパフォーマンスの改善が必要であると考えている。
なお、FP1ではピアストリがピットレーンの制限速度を時速0.3km超過したことにより、チームは100ユーロ(約16600円)の罰金を科された。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=7番手(1分13秒651/30周)/フリー走行2=2番手(1分12秒151/32周)

「トリッキーな金曜日で、コースもトリッキーだった。ドライブするのはとても楽しいけど、グリップが低くてバンプが多いからね」
「予選に向けてベストな位置につくために、今晩改善しなければならないことがいくつかある。明日何ができるか楽しみだ」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=14番手(1分14秒198/28周)/フリー走行2=6番手(1分12秒562/32周)

「おもしろい金曜日だった。いくつかの点で少しトリッキーだったけど、いいところもあった」
「とても接近した戦いになると思う。予選に向けてどのタイヤが最適なのかを考えるために、まだ取り組むべきことがある。何ができるかを今夜分析し、どこがもう少しよくなるかを探すつもりだ」
(Text : autosport web)
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