2025.06.10

2026年のF1カレンダーが発表。マドリードも入れて全24戦を予定、第3戦日本GPは3月27〜29日に開催へ


2025年F1第3戦日本GP(鈴鹿サーキット) スタートシーン
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 6月10日(火)、F1は、2026年シーズンのカレンダーを発表した。

 今回の発表によると、2026年も今年と同様に全24戦で争われる。ラマダンの日程の関係で、シーズンは2025年と同じくオーストラリアのメルボルンで開幕し、最終戦としてお馴染みのアブダビで幕を閉じることになる。第3戦日本GPは、連戦ではなく独立したグランプリとして、3月27〜29日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される予定だ。

 2025年シーズンとの変更点で言うと、新たにスペインのマドリードでのグランプリが追加された。マドリードの市街地コースでのグランプリ開催をめぐっては、建設工事の遅れや資金調達に関して問題があると報じられており、開催を1年遅らせて2027年よりF1のカレンダーに入るのではないかとも言われていた。しかし今回発表されたカレンダーでは、9月11〜13日に第16戦としてスペインGPを開催することになっている。

F1新サーキット『マドリング』のコース図
F1新サーキット『マドリング』のコース図(2025年4月25日発表バージョン)

 これまでスペインGPを開催してきたバルセロナのカタロニア・サーキットも2026年のカレンダーには残っているが、『スペインGP』の名称はマドリードが使用するため、別の名称を用いるものとみられている。なお、カタロニア・サーキットは2027年以降もF1の開催を続けることを望んでおり、現在交渉中ということだ。

 マドリード加入の一方で、イモラ・サーキットでのエミリア・ロマーニャGPがカレンダーから消えている。イモラはF1が要求するサーキットのアップグレードをすべて行うことができず、カレンダーから外れる可能性があると言われてきた。しかしオランダGPが2026年を最後に開催を終了することをすでに決定しているため、イモラは2027年にカレンダーに戻ることができるかもしれない。

 シーズン終盤はアメリカ、メキシコ、ブラジルというアメリカ大陸での3連戦が予定されており、1週間のブランクを挟んでラスベガス、カタール、アブダビという2度目の3連戦で2026年シーズンを締めくくる予定だ。

 2026年の暫定F1カレンダーは以下の通りだ。

■FIAフォーミュラ1世界選手権 2026年カレンダー(2025年6月10日発表)

ラウンド日程グランプリ(開催地)
13月6〜8日オーストラリア(メルボルン)
23月13〜15日中国(上海)
33月27〜29日日本(鈴鹿)
44月10〜12日バーレーン(サクヒール)
54月17〜19日サウジアラビア(ジェッダ)
65月1〜3日マイアミ(マイアミ)
75月22〜24日カナダ(モントリオール)
86月5〜7日モナコ(モンテカルロ)
96月12〜14日スペイン(バルセロナ)
106月26〜28日オーストリア(シュピールベルグ)
117月3〜5日イギリス(シルバーストン)
127月17〜19日ベルギー(スパ・フランコルシャン)
137月24〜26日ハンガリー(ブダペスト)
148月21〜23日オランダ(ザントフォールト)
159月4〜6日イタリア(モンツァ)
169月11〜13日スペイン(マドリード)*
179月25〜27日アゼルバイジャン(バクー)
1810月9〜11日シンガポール(シンガポール)
1910月23〜25日アメリカ(オースティン)
2010月30〜11月1日メキシコ(メキシコシティ)
2111月6〜8日ブラジル(サンパウロ)
2211月19〜21日アメリカ(ラスベガス)
2311月27〜29日カタール(ロサイル)
2412月4〜6日アブダビ(ヤス・マリーナ)

※第16戦スペインGP(マドリード)はFIAのサーキットホモロゲーションが必要



(Text : autosport web)

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