2026年のF1カレンダーが発表。マドリードも入れて全24戦を予定、第3戦日本GPは3月27〜29日に開催へ
6月10日(火)、F1は、2026年シーズンのカレンダーを発表した。
今回の発表によると、2026年も今年と同様に全24戦で争われる。ラマダンの日程の関係で、シーズンは2025年と同じくオーストラリアのメルボルンで開幕し、最終戦としてお馴染みのアブダビで幕を閉じることになる。第3戦日本GPは、連戦ではなく独立したグランプリとして、3月27〜29日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される予定だ。
2025年シーズンとの変更点で言うと、新たにスペインのマドリードでのグランプリが追加された。マドリードの市街地コースでのグランプリ開催をめぐっては、建設工事の遅れや資金調達に関して問題があると報じられており、開催を1年遅らせて2027年よりF1のカレンダーに入るのではないかとも言われていた。しかし今回発表されたカレンダーでは、9月11〜13日に第16戦としてスペインGPを開催することになっている。
これまでスペインGPを開催してきたバルセロナのカタロニア・サーキットも2026年のカレンダーには残っているが、『スペインGP』の名称はマドリードが使用するため、別の名称を用いるものとみられている。なお、カタロニア・サーキットは2027年以降もF1の開催を続けることを望んでおり、現在交渉中ということだ。
マドリード加入の一方で、イモラ・サーキットでのエミリア・ロマーニャGPがカレンダーから消えている。イモラはF1が要求するサーキットのアップグレードをすべて行うことができず、カレンダーから外れる可能性があると言われてきた。しかしオランダGPが2026年を最後に開催を終了することをすでに決定しているため、イモラは2027年にカレンダーに戻ることができるかもしれない。
シーズン終盤はアメリカ、メキシコ、ブラジルというアメリカ大陸での3連戦が予定されており、1週間のブランクを挟んでラスベガス、カタール、アブダビという2度目の3連戦で2026年シーズンを締めくくる予定だ。
2026年の暫定F1カレンダーは以下の通りだ。
ラウンド | 日程 | グランプリ(開催地) |
---|---|---|
1 | 3月6〜8日 | オーストラリア(メルボルン) |
2 | 3月13〜15日 | 中国(上海) |
3 | 3月27〜29日 | 日本(鈴鹿) |
4 | 4月10〜12日 | バーレーン(サクヒール) |
5 | 4月17〜19日 | サウジアラビア(ジェッダ) |
6 | 5月1〜3日 | マイアミ(マイアミ) |
7 | 5月22〜24日 | カナダ(モントリオール) |
8 | 6月5〜7日 | モナコ(モンテカルロ) |
9 | 6月12〜14日 | スペイン(バルセロナ) |
10 | 6月26〜28日 | オーストリア(シュピールベルグ) |
11 | 7月3〜5日 | イギリス(シルバーストン) |
12 | 7月17〜19日 | ベルギー(スパ・フランコルシャン) |
13 | 7月24〜26日 | ハンガリー(ブダペスト) |
14 | 8月21〜23日 | オランダ(ザントフォールト) |
15 | 9月4〜6日 | イタリア(モンツァ) |
16 | 9月11〜13日 | スペイン(マドリード)* |
17 | 9月25〜27日 | アゼルバイジャン(バクー) |
18 | 10月9〜11日 | シンガポール(シンガポール) |
19 | 10月23〜25日 | アメリカ(オースティン) |
20 | 10月30〜11月1日 | メキシコ(メキシコシティ) |
21 | 11月6〜8日 | ブラジル(サンパウロ) |
22 | 11月19〜21日 | アメリカ(ラスベガス) |
23 | 11月27〜29日 | カタール(ロサイル) |
24 | 12月4〜6日 | アブダビ(ヤス・マリーナ) |
※第16戦スペインGP(マドリード)はFIAのサーキットホモロゲーションが必要