
【】ボルトレート「SCは有利に働かなかったがそれもレースの一部」僚友の入賞でアップグレードの効果を確信
6月3日
2025年F1第9戦スペインGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレートは12位でレースを終えた。
ボルトレートは予選でチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを上回り、ユーズドのミディアムタイヤで12番手からスタート。10番手まで順位を上げ、19周目にピットに入って新品のミディアムタイヤに交換した。そこから30周走り、49周目に新品のソフトに交換し、終盤はエステバン・オコン(アルピーヌ)やフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)らと入賞を争い12位で完走した。
キック・ザウバーはヒュルケンベルグが5位に入賞したことでコンストラクターズポイントを16とし、選手権でアルピーヌを逆転して9位に浮上した。
■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=12位(66周/66周)
12番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト

「まず最初に、ニコ(・ヒュルケンベルグ)とチームにおめでとうと伝えたい。この結果は、アップグレードがいかにうまく機能したかということの証だ。今日のマシンの潜在能力を見るのは本当に感動的だった。初ポイント獲得に向けた取り組みへのモチベーションが、さらに高まったよ」
「僕としては、手堅いレースだったと思う。自分たちが持つすべてのものを用いて、最大限に活用した。今日、チームは戦略を本当にうまく実行した。セーフティカーは僕たちに有利にはならなかったが、それもレースの一部だ」
「本当に際立っているのは、僕たちが示したペースだ。それは強力だったし、アップグレードは僕たちふたりにとって大きな前進だった。学びと前向きな勢いに満ちたトリプルヘッダーだった。僕たちは正しい方向へ向かっており、2週間後のモントリオールでの準備をすぐ整えるために、仕事に戻ることになる」
(Text : autosport web / Translation : AKARAG)
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