
【】フェラーリが1&3番手で上々の出だし「1周ペースは強力だったが、この位置を維持できる確信はない」とルクレール
5月24日
2025年F1モナコGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=1番手/フリー走行2=1番手とホームグランプリでの初日を支配、ルイス・ハミルトンはフリー走行1=9番手/フリー走行2=3番手だった。
ルクレールは、FP1ではターン6でランス・ストロール(アストンマーティン)に追突するというアクシデントがあったが、フロントウイングを交換して走行を続けることができ、セッション最速タイムを記録した。なお、このインシデントについては、スチュワードは、ストロールがルクレールの進路を横切り、ルクレールが衝突する原因を作ったと判断。ストロールに全面的な責任ありとして、1グリッド降格ペナルティを科した。
FP2でルクレールは、2番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に0.038秒という僅差でトップを守った。
ハミルトンは、FP1ではバリアに接触したり、縁石を乗り越えてジャンプするなどのシーンが見られた。このセッションではルクレールと0.726秒差の9番手だったものの、FP2では3番手タイムを記録。ルクレールとの差は0.105秒だった。
フェラーリは今回、アップデートコンポーネントとして、フロントサスペンション、フロントコーナー、ビームウイング、リヤウイングの変更を申告している。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
フリー走行1=1番手(1分11秒964/33周)/フリー走行2=1番手(1分11秒355/32周)
「モナコはいつだってとても特別だ。それは僕にとってだけでなく、このサーキットを走るすべてのドライバーにとってそうだと思う」
「金曜日には、誰もがリファレンスポイントを見つけている段階であり、週末に向けて自信を持つにはまだ時期尚早だ。それでも僕たちにとってポジティブな初日となった。1ラップのペースは強力で、どのコンパウンドを使用していても、走っていて快適に感じられた」
「予選は例によってここでは決定的な要素となるだろう。良い結果を持ち帰りたいのであれば、前方からスタートしなければならない」

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
フリー走行1=9番手(1分12秒690/30周)/フリー走行2=3番手(1分11秒460/30周)
「今日はポジティブな一日だった。このサーキットは常にチャレンジだが、それは最高の意味でのチャレンジなんだ。そしてフェラーリでそれを体験することが、それをさらに特別なものにしている」
「僕たちは予定していたプログラムを完了し、多くの有益なデータを収集した。明日以降もそれを分析し続けていく予定だ。全体的にペースは有望に感じられたが、まだ改善の余地はある」

(Text : autosport web)
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