キャデラック/GMのF1マシンのイメージ

【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:トランプ関税でゼネラルモーターズに巨額の損失

5月11日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 アメリカ政府が開始した貿易戦争で大規模な関税が実施されたとしても、ゼネラルモーターズが予想する巨額の損失はキャデラックのF1参戦には影響しないだろう。アメリカの自動車大手ゼネラルモーターズ社長のマーク・ルースは、キャデラックF1チームの立ち上げのためマイアミを訪れ、「関税が実施されれば約50億ドル(約7169億円)の影響が出る」と繰り返したが、「このプロジェクトには影響しないだろう」と主張した。

 ゼネラルモーターズ、フォード、そしてクライスラーグループを所有するステランティスは、いずれも株主に対し、アメリカ政府がメキシコやカナダなどの旧パートナー国からの製品に対しても一方的な関税を課す計画を実行に移せば、深刻な打撃を受けるだろうと明言している。なぜなら、この3社はいずれもこれらの国に工場を持っており、アメリカ工場での自動車製造に使う部品の多くは主にメキシコから輸入しているからだ。


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