「自分のやりたいレースができた」「今日は最悪で、全然楽しくなかった」/F1サウジアラビアGP決勝コメント(1)
2025年F1第5戦サウジアラビアGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)だ。
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=10位(50周/50周)
14番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「堅実なレースができて、本当にうれしい。今回はスタートがうまく決まり、戦略も良かった。それが目標だった。僕たちは他とは反対に、ハードタイヤでスタートする戦略を採り、最初のスティントを長く走ることを目指した。プランをやり切ることができてよかったよ。ポイントが獲れるとは思っていなかったが、ペースが本当に良くて、入賞を達成できた」
「ピットストップの後、ウイリアムズの2台が前を走っていた。ふたりはチームプレーをして一緒にポジションを守っていたし、アレックスはミスを全くしなかった。彼らがチームメイト同士でなければ、僕たちは8位でフィニッシュできていたかもしれない」
「本当に厳しいレースだったし、苦労した。いくつかミスもあったけれど、うまくこのレースを遂行できたと思う。自分のやりたいレースができた」
「これから、今回なぜ予選ペースが良くなかったのかを調べるつもりだ。次のマイアミはスプリント・フォーマットだから面白くなりそうだ。スプリント予選の前にセッションが1回しかないけれど、僕たちならうまくやれると信じている」
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=9位(50周/50周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日は素晴らしいチームプレーができて、最大限の結果を出して、たくさんのポイントを持ち帰ることができた」
「ハジャーが追いついてきたが、僕たちはDRSトレインを維持し、彼がアドバンテージを得られないようにして、うまくポジションを守った。これはレース前から準備していたシナリオであり、うまく協力してそれを実現できた」
「今日は本当に強力に巻き返すことができた。チームとしての進歩を誇りに思う」
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=8位(50周/50周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「堅実な一日だった。レースを通して強さを見せることができたと思う。最初のミディアムタイヤでも好調だったし、その後のハードタイヤでも、オーバーテイクをしながら順位を上げて、チェッカーフラッグまで持っていくことができた」
「レース終盤、ハジャーがアレックスにとって脅威になるとチームが判断し、残り12周か13周のところで、アレックスにDRSを与えてほしいと言われた。このサーキットではDRSゾーンが3つあるため、ほんの小さなミスが大きな代償につながるので、簡単なことではなかった」
「それでも、僕たちは完璧にやり遂げ、チームにとって重要なダブルポイントフィニッシュを達成することができた。良い週末をまとめられたことにとても満足している。マイアミが待ちきれないよ!」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=7位(50周/50周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
(『Sky Sports』に対して語り)「シャルルが表彰台に上がったこと以外、特にポジティブなことは何もない。今日は最悪で、全然楽しくなかった。グリップが全くなくて、スライドし続けていた」
「最初のスティントはひどいアンダーステアで、マシンが曲がらないし、デグラデーションも大きかった。セカンドスティントではバランスが少し良くなったものの、それでもペースが全く上がらなかった。ひどいものだったよ」
「今の時点で解決策はない。だからこれからもこのままで、辛い状況が続くだろう」
「予選ではパフォーマンスを最大限に引き出すことに全力を尽くした。決勝ではあらゆることを試したが、マシンはどうしても速く走ろうとしなかった」
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(50周/50周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「厳しいレースだったが、最終的に6位でフィニッシュできたことには満足している。最初のスティントではミディアムタイヤでアンダーステアに苦しんだ。フロントタイヤが早い段階で劣化し始めたので、序盤のペースはあまり良くなかった。ただ、ピットストップの後にハードコンパウンドに変えてからは感触が良くなり、最後の10周では競争力のあるスピードを発揮できた。それでも、レースを通してタイヤがオーバーヒートしていたので、マネジメントが必要だった」
「今日のレースは僕にとって良い学びの機会になった。今回の3連戦はとてもハードだった。振り返って見直すべきことや取り組むべきことがたくさんあるが、同時に、マイアミでより強くなって戻って来るために、少し休息を取るのが楽しみでもある。チームとしてシーズン序盤の成果を土台にしつつ、改善を重ねて前進し続ける」