「予選よりレースの方がいい状態」「挽回できたことに満足している」/F1サウジアラビアGP決勝コメント(2)
2025年F1第5戦サウジアラビアGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(50周/50周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今夜のレースはタイヤがすべてであり、残念ながら僕たちはタイヤのオーバーヒートに苦しんだ。第2スティントの始めに(マックス・)フェルスタッペン(レッドブル)に食らいつこうとプッシュしたけれど、僕たちがその位置を保つのは無理だということがすぐに明らかになった。タイヤを少しでもマネージしようと試みたが、戦略によって新しいタイヤでプッシュしてきたルクレールとノリスに前に出られてしまった」
「その後、タイヤが一気に性能を失い、あとは5番手でマシンを持ち帰ることだけを考えて走った。結局のところ、今日はペースがなかった。もし他の場面でうまくやれていたとしても、これが今日の僕たちにとっての最大限の結果だった」
「この週末から得られるポジティブな点はしっかりと受け取るつもりだ。現時点でタイヤのオーバーヒートが僕たちのマシンの弱点であることは分かっている。チーム全員がその改善に集中しているところだ。うまくいかない日には5位で帰るしかないということを受け入れなければならないけれど、全員が弱点のエリアにおいて前進することを望んでいるし、それを早く実現したいと思っている」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(50周/50周)
10番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
ファステストラップ:1分31秒778(41周)
「厳しいレースだった。このコースはタフだし、気温も厳しく、しかもスタートからフィニッシュまで全開で走る。他のドライバーたちに対して十分なアドバンテージがなく、ポジションを上げるのに苦労した」
「シャルルに勝って、表彰台の片隅に上れたら最高だったんだけどね。でも、今日はこれがベストだったと思う。他チームより明らかに優れているというわけではなかった」
「オスカーが示したように、簡単なレースではなかった。マックスはペナルティを受けていなければおそらく勝っていただろう」
「僕たちには問題が残っている。昨日の僕のようにミスを犯すと、必要なだけの力を出せなかったことで、自分で自分を厳しい状況に置くことになるんだ。今日のようにね」
「それでも挽回できたことに満足している。これが僕が成し遂げられた最高の結果だからね。今は、この後の休みを楽しみにしている」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=3位(50周/50周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今のところ、予選よりレースの方が良い状態だ。予選ではマシンから最大限のパフォーマンスを引き出せていないんだ。でも昨日のラップにも、今日のレースにも、とても満足しているよ。僕たちはあらゆる面で最大限の力を発揮できたと思う。自分たちが挙げた成果をとても誇りに思う。あとはマシンを改善して、もっと上位争いに加われるようにするだけだ」
「こんな結果を出せるとは思っていなかった。正直言って、後ろのマシン、特に(アンドレア・)キミ(・アントネッリ/メルセデス)からポジションを守ることがメインのレースになると思っていた。だから本当に良かった」
「これからも限界に挑戦し続けなければならない。マシンを改良するためのアップグレードがすぐに用意されることを期待している」
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(50周/50周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「全体的に、とても期待を感じられるレースだった。ペナルティについては少し不運だったが、マシンは強力だった」
「金曜日にはタイヤマネジメントに多くの問題を抱えていたが、土曜日と日曜日にこれほどポジティブな結果が得られたということが、マシンを大きく改善できたことを証明している」
「ミディアムタイヤでこれほど競争力があるのを見て、前向きな驚きがあった。もちろん、ギャップを広げる必要があったのだが、実際に後ろのグループを引き離すことができたのは良かった」
「その後のハードタイヤでは、完全に快適に感じるまでに少し時間がかかり、マシンに少しアンダーステアが出ていた」
「レース中のすべてのことを考えると、オスカーのすぐ後ろの2位を獲得できたので、全体的にポジティブな週末だったといえるだろう」
「もちろん、タイヤのデグラデーションが大きいサーキットでは、まだやるべきことがあるけれど、今日はセットアップがうまくいき、マシンも好調で、レースペースも本当に良かった」
「(うまくいかなかった)バーレーンの後だけに、こういう週末でトリプルヘッダーを締めくくることができて良かった。引き続き努力を続けて、できる限り一貫性を保てるようにしたい。本当に今日はうまくいき、ポジティブなレースだった。今後のレースに期待が持てる」
(ペナルティにより勝利を逃したと思うかと聞かれ)「そうだね。その可能性があるが、これが現実だ」
「問題は、(自分の言いたいことを言うことで)ペナルティを受ける可能性があるため、自分の意見を言えないことだ。だから、このことについては話さない方がいい。僕が何か言ったり、言おうとすると、問題に巻き込まれるかもしれないから」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=1位(50周/50周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「スタートでインに入った時点で、ターン1を2番手で抜けるつもりはなかった。最終的にスチュワードの介入が必要にはなったが、僕は十分に前に出ていた。それによって勝利をつかむことができたんだ。スタートに関して努力を重ねてきて、それが優勝につながったので満足している」
「最初のスティントの終盤は、マックスについていくことができず、タイヤをだめにしてしまった。ピットストップの後は前に空間がある状態で走れたからよかったよ。とても良いレースだった。やるべきことはやり遂げた。でもまだもう少し必要だ。マックスは僕たちが望んでいたよりも、近い位置にいたからね」