
【】ボルトレート、レース中盤にはタイヤが摩耗「マシンをフィニッシュまで持ち帰ることに集中した」
4月22日
2025年F1第5戦サウジアラビアGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは15位、ガブリエル・ボルトレートは18位でレースを終えた。
ヒュルケンベルグは18番手からハードタイヤでスタートし、第1スティントを長めに走り、33周目にミディアムタイヤに交換して15位で完走した。ボルトレートは反対に最後尾からミディアムでスタートし、1周目のセーフティカー導入時にピットイン。そこから最後までハードタイヤで走行した。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=15位(49周/50周)
18番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

「今シーズンこれまでで、最も厳しいレースだった。残念ながら、誰にとってもクリーンで波乱のない日曜日になってしまった。ファーストラップ以降は、イエローフラッグすら1回も見なかった」
「単純に、順位を上げたりポイントを争ったりするだけのペースが僕たちにはなかった。僕のマシンのバランスは理想的ではなかったので、タイヤが摩耗していった。僕たちには、やるべき仕事が残っていることは間違いない」
「よい面は、この厳しいストリートサーキットでクリーンなレースができたことと、分析するための十分なデータを集められたことだ。激しいシーズン序盤と厳しいトリプルヘッダーの後、リセットしてマイアミでふたたび戦う前に、チーム全員が短い休息を取るのはいいことだ」
■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=18位(49周/50周)
20番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「この週末は、どのように準備するかということから、挫折に対処すること、そして各セッションがいかに重要であるかを理解することまで、大きな学びの経験になった。同時に、最初から最後まで本当に厳しいものだった」
「レースそのものにはイライラさせられた。僕たちの側ではあまり出来事はなかった。スタート時のセーフティカー中にハードタイヤに交換することを選択したが、最後の15周までにタイヤは完全に摩耗してしまい、僕はただマシンをフィニッシュまで持ち帰ることに集中していた」
「これからは休息して回復し、リセットする時間だ。精神的にも肉体的にもね。これまで揺るぎないサポートをしてくれている、トラックサイドとファクトリーの両チームに感謝したい。彼らは常に僕を支え、レースごとにドライバーとして成長するのを助けてくれている。今週末の教訓を活かし、よりよい状態で戦うための準備を整えてマイアミに向かい、これまでの最初の5レースで学んだことすべてを最大限に活かすと心に決めている」
(Text :autosport web / Translation:AKARAG)
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