【初日コメント】
レーシングブルズ、新ウイングに問題発覚し対応に追われる。ハジャーとローソンはジェッダを楽しむ
2025年F1サウジアラビアGPの金曜、レーシングブルズのアイザック・ハジャーはフリー走行1=15番手/フリー走行2=12番手、リアム・ローソンはフリー走行1=11番手/フリー走行2=14番手だった。
レーシングブルズは今回、アップデートコンポーネントとして、フロントウイング、リヤウイング、ビームウイングの変更を申告している。
なお、FIAは、ハジャーとローソンのパワーユニットエレメントが交換されたことを発表した。ハジャー車にはシーズン2基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、シーズン3基目のエキゾーストシステムが入れられた。ローソン車には、シーズン3基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エキゾーストシステムが投入されている。すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。
レーシングディレクターのアラン・パーメインは一日を振り返り、次のようにコメントした。
「今日はなかなか厳しい一日で、出だしから後れを取ってしまった。今回、新しいリヤウイングを持ち込んだのだが、FP1の最初の走行の後に小さな問題が見つかった。そのため、以前の仕様に戻すことになり、それによって走行時間をいくらか失ったのだ」
「この手のサーキットは、スピードが非常に高く、ウォールが非常に近いため、ドライバーたちは限界までプッシュできるようになるために、多くの距離を走ることが重要だ」
「FP2では状況がかなり良くなった。ただ、どちらのドライバーもマシンに完全には満足していない。ラップの最初の部分でバランスの問題があるので、それを解決する必要がある。最初のいくつかのコーナーを抜ければ、状況が少し落ち着いてくるのだが、今夜、その問題に取り組んでいく」
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=15番手(1分30秒011/15周)/フリー走行2=12番手(1分29秒306/17周)
「今日は良いバランスを見つけるのが難しかった。まだ改善の余地があると感じているし、それは安心材料でもある。なぜなら、これが自分たちのベストではないと分かっているからだ」
「ここは現存する中で最速の市街地サーキットなので、高い集中力が必要だ。本当に厳しいけれど、すごく楽しい」
「一晩寝れば、僕は明日、確実に良くなると思う。マシンは大きな自信を与えてくれる。明日の予選ではQ3進出をかけて戦うよ。実際に進出できるかはまた別の話だけどね」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=11番手(1分29秒907/19周)/フリー走行2=14番手(1分29秒488/22周)
「FP1は忙しかったが、ここで初めてF1カーを走らせることができてうれしかった。このサーキットは評判どおりで、とても速くて、とてもクールだった」
「今日は生産的な一日で、多くの異なることを試した。タイヤに関しては、明日に向けてできる限りのことを学んでいきたい。ペースについては判断が難しいが、中団グループの一部と比べると、まだ少しタイムを見つける必要がありそうだ。今日はアルピーヌとウイリアムズが強かったから、僕たちも一歩前進する必要があるし、そのために今、懸命に取り組んでいる」