【決勝日コメント】
サインツ、角田とのバトルで負ったダメージによりリタイア「サイドポッドの損傷がひどく、それで終わりだった」
2025年F1第4戦バーレーンGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは12位、カルロス・サインツはリタイアでレースを終えた。
アルボンは15番手からスタートし、16周目にソフトタイヤからハードタイヤに交換。セーフティカー(SC)導入時にミディアムタイヤに交換し、2ストップ戦略で最後まで走り切った。一方サインツは8番手からソフトでスタートし、14周目にミディアムに交換した。アルボンと同じくSCのタイミングでハードに交換したが、角田裕毅(レッドブル)とのバトルの際に車体右側のサイドポッドに穴が開くほどのダメージを負い、リタイアとなった。
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=12位(57周/57周)
15番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム
「今日はついていなかった。ポイント獲得は目前で、レースペースも非常によく、第1スティントと第2スティントもとても好調だった。その後、不運なセーフティカーのせいでダブルスタックしなければならなくなり、順位をいくつか落としてしまった。それでも、僕は全体的に満足している。今年の残りの期間に活かせる多くの教訓を得ることができた」
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=DNF(45周/57周)
8番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード→ソフト
「有望だったレースが不満の残る終わり方をした。いいスタートを切った後、周りの速いクルマのDRS圏内に留まるために激しく戦い、ソフトタイヤを使い果たした。ソフトコンパウンドを使い切ると、ピットストップをしてふたたび走り始め、いいオーバーテイクを決めてポジションを上げた」
「残念ながら、(角田)裕毅とのインシデントのせいで、僕たちはリタイアすることになってしまった。右側のサイドポッドへの衝撃のせいで損傷がひどく、僕はそれで終わりになった」
「それでも最終結果にかかわらず、肯定的な点はたくさんある。週末を通してペースはよかったし、今日もポイントを獲得できていたかもしれない。現状を受け入れて、来週のサウジアラビアにどうしたらもっと強くなって戻れるかということを考えていきたい」