【決勝日コメント】
レーシングブルズはノーポイント。ローソンは接触で15秒のペナルティ。ハジャー「ひどいスタートだった」
2025年F1バーレーンGP決勝で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは13位、リアム・ローソンは16位という結果だった。
12番グリッドのハジャーは、スタートがうまくいかず、1周目に16番手に落ちてしまった。6周目というかなり早い段階で最初のピットストップを行い、アンダーカットでいくつか順位を取り戻すことができたが、2回目のピットストップの数周後にセーフティカーが出動。ハードタイヤを履いていたこともリスタート時にはプラスにならず、16位フィニッシュにとどまった。
ローソンは17番手からスタートし、序盤はポジションを維持して走ったが、その後、バトル中の接触について2回タイムペナルティを科されたことで、ポジションを上げることはできなかった。まず、ランス・ストロール(アストンマーティン)のリヤに接触し、5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科された。その後、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)をオーバーテイクしようとするなかでの接触で、10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科された。
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=13位(57周/57周)
12番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
「レースのスタートは良くなかった。グリッドから動けないような感じで、4つもポジションを落とした。原因がよく分からなかったから、何が起こったのかを改めて確認する必要がある。手順的には問題なかったと思うが、ホイールスピンを起こしてしまい、1周目を通して流れが悪くなってしまった」
「予選がもっと良ければレースは変わっていたかもしれないけれど、全体的には今日のペースと戦略はアグレッシブで、それが正しいやり方だったと思う。でも残念ながらスタート後、あまりにも前から離されてしまい、それがマイナスになった」
「セーフティカー出動の際も、ユーズドのハードタイヤではうまくリスタートすることができなかった」
「バーレーンでミスした部分を重点的に修正し、今後に向けて調整していく」
(走行後のインタビューで語り)「ひどいスタートだった。ホイールスピンをして、ポジションを落とした。その後、必死に戦った。戦略は正しかったと思うけれど、あそこまで後方に落ちてしまうと、ポイントには届かない」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=16位(57周/57周)
17番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
「たくさんの出来事があったレースだった。スピードはあったものの、それを生かすことができなかった」
「オーバーテイクの唯一の方法は、かなり遅いタイミングで飛び込むことだった。故意に接触したわけではないが、スチュワードがペナルティを科すという決定を下したので、今回のインシデントを検証する必要がある」
「予選ではマシンが非常に速かったのに、それを示せず、チームとして前進したことを表す結果が出なかったのは残念だ。決勝でもマシンは速かったが、後方からのスタートではできることに限界がある。全体的に、うまくまとまらなかったレースだった」
(レース後のインタビューで語り)「レースの間ほとんどずっと、他のマシンのすぐ後ろを走り続けていた。だから速さがあってもそれを活用できなかった」