【】ベアマンが最後尾から10位「メルセデスを抑えきるのは、口で言うほど簡単じゃない」ハースはダブル入賞達成
4月14日
2025年F1バーレーンGP決勝で、ハースのエステバン・オコンは14番グリッドから8位、オリバー・ベアマンは最下位20番グリッドから10位を獲得、チームはダブル入賞を果たした。
オコンは予選でクラッシュを喫した結果、14番手という結果になった。レースでは序盤にふたつポジションを上げた後、8周目にピットイン、アンダーカットを成功させて6番手に浮上した。その後、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)に抜かれたが、オコンは2回目のピットストップ後には7番手を走行。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にかわされて8番手に落ちた後、角田裕毅(レッドブル)からポジションを守ってフィニッシュした。
最後尾20番グリッドからスタートしたベアマンは、1周目に14番手に順位を上げた。セカンドスティントで9番手に上がった後、セーフティカー出動時に2回目のタイヤ交換を行い、12番手からポジションを上げていき、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を抑え切って10位を獲得した。
ハースは5ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権でウイリアムズを抜いて5位に浮上した。

■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=8位(57周/57周)
14番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
「昨日はマシンのポテンシャルがあった時にミスを犯してしまい、チームを失望させてしまったので、今日のこの結果は本当にうれしい。今日は全てが計画どおりに進んだ。最高のスタートを切り、アグレッシブな戦略ですぐにポイント圏内で争うことができたんだ」
「そこから先は、僕たちにできる最大限のことをやった。セーフティカーによって不利になり、角田に追い抜かれそうになった。セーフティカーはオーリー(ベアマン)にも有利に働いたね」
「20番手から追い上げたオーリーは素晴らしい走りをして、僕たちはチームにダブル入賞をもたらすことができた。これが僕たちにできる最大限のことであり、それを達成できたことを誇りに思う」

■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=10位(57周/57周)
20番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ソフト
「いい気分だよ。素晴らしいレースだった。あっという間に過ぎていった。セーフティカー後の最後の20周は、後ろのメルセデスからポジションを守らなければならないというプレッシャーを受けつつ、前とも戦おうとしていた」
「本当にタフなレースだった。昨日の予選はとても厳しい結果に終わったけれど、今日、チームにポイントをもたらすことができて本当にうれしい」
「もちろん、セーフティカーが出たのは少し運が良かった部分もあったが、最初のスティントは本当に力強いと感じていた。ハードタイヤでの第2スティントは少しトリッキーだったけれど、セーフティカーを利用できたのは幸運だった」
「周りに速いマシンがいるなかで、自分のポジションを維持するのは、口で言うほど簡単なことではない。今日の自分のパフォーマンスを誇りに思うし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた」
(Text : autosport web)
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