鈴鹿で苦しいレースを戦った角田裕毅について、レッドブル代表は「優れたフィードバックがあった」と評価
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、2025年F1第3戦日本GPにおける角田裕毅のパフォーマンスについて、フィードバックを称賛した。
鈴鹿での週末に、完璧なパフォーマンスを見せたマックス・フェルスタッペンに称賛が集まるなか、レース後に行われたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表のインタビューでは、角田裕毅のレッドブルドライバーとしての初グランプリについてはほとんど語られなかった。いずれにせよ、質問のほとんどは、フェルスタッペンがホンダのホームレースでどのように勝利したかということに集中しており、ホーナーは若い日本人ドライバーのパフォーマンスについてのコメントには非常に慎重だった。
ホーナーからなんとか聞き出せたのは、「裕毅はチームに馴染んでいると思う」という短い言葉だけだったが、さらに詳細を問われたホーナーは、「彼からは非常に優れたフィードバックがあった」と語った。
「裕毅のFP1は非常に強力で、FP3も好調だった。その後、Q1ではマックスとわずかコンマ1秒差だったが、Q2ではミスを犯した」
「裕毅はターン1に、これまでやっていたよりも時速15km速く進入したので、一瞬のチャンスがあった。その後は残りのラップを急いだ」
それ以降は、角田にとって苦しい戦いが続いた。
「予選で14番手になったことが、彼のレースを決定づけた。彼は1回オーバーテイクし、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)をアンダーカットした。そして彼はレースの残りを、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)のリヤウイングを眺めて過ごした」
「その他ではオーバーテイクをまったく見た覚えがないので、それでおしまいだった」
ホーナーはまた、レース終了後にコンストラクターズトロフィーを受け取るために表彰台に送られたチームメンバーが、元セルジオ・ペレスのレースエンジニアのヒュー・バードだった理由についても説明した。
「彼はファクトリー内で素晴らしい仕事をしており、今週末はここに来られなかったトム・ハートの代わりを務めた。つまり、彼は5年前に果たした役割に戻ったということだ」
「過去12カ月間、ヒューは多くの批判にさらされてきたが、彼は我々のチームの重要なメンバーであり、今日彼が我々を代表してトロフィーを受け取るのは正しいことだと考えた」