【決勝日コメント】
上位争いに加われなかったフェラーリ。「今の僕たちは4番手」とハミルトン。ルクレールはアップデートを待つ
2025年F1日本GP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは4位、ルイス・ハミルトンは7位という結果だった。
ルクレールは他の大部分のドライバーと同様に、ミディアムタイヤでスタート、21周目にハードに交換する1ストップで走り、グリッドと同じ4位でフィニッシュした。3位オスカー・ピアストリからは13.968秒遅れ、5位ジョージ・ラッセル(メルセデス)との差は1.265秒だった。
ハミルトンはハードタイヤからミディアムに換える1ストップを選んだ。8番グリッドからスタート、6周目にアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)を抜いて7番手に上がり、30周目までタイヤ交換を遅らせることで、一時は、同じくファーストスティントを長くとっていたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に続く2番手を走行した。
ハミルトンはタイヤ交換後、7番手で復帰。その翌周にピットストップを行ったアントネッリはハミルトンのすぐ前でコースに戻った。一時はアントネッリを追ったハミルトンだが、徐々に遅れ出し、最終的には10.511秒の差をつけられてのフィニッシュとなった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=4位(53周/53周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「僕にとってはとても退屈なレースだった。前のマクラーレンは速すぎた。僕は後ろのジョージとのギャップを管理しながら走った。終盤は彼の方が少し速く、中盤は僕の方が少し速かった」
「これが僕たちにとって可能な最高の結果だ。マシンにこれ以上のパフォーマンスがなかったのが少し残念だ。こういう週末を過ごし、多くのことを成し遂げたので、ある意味では満足している。金曜日にはマシンを最大限に活用する方法を見つけたと感じたしね。それは良いことだったよ」
「自分たちにとって最大の結果を出して、それが4位ということには満足できない。努力していく必要がある」
「バーレーンでは、今回の金曜日に取り組んだ方向性で引き続き取り組み、それが助けになるかどうかを見ていく。でも現状で、マシンのパフォーマンスが今以上にあるとは思えない。必要なのは新しいパーツだ。早い段階で投入されれば、少なくとも今の問題が解決すると思う」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=7位(53周/53周)
8番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「孤独なレースだった。近くに誰もいなかったんだ。ハードタイヤを履いていたことを思えば、なかなか良いスタートを切ることができた。タイヤのウォームアップに最初の数周を費やすことになり、ミディアム勢についていくのがとても大変だった」
「最初のスティントをできるだけ長く走ることを目指した。でもメルセデスをはじめ、前を行くドライバーたちほどのペースがなかった。そのために、単純な展開のレースになった」
「(全体の序列では)僕たちは3番手か、あるいはレッドブル、マクラーレン、メルセデスの次という感じだと思う。改善していく必要があるね」